2009/1/16

まだやっていないテーマ  Pet Shop Boys

ニールは、常日頃から、リリックのテーマにするネタを考えている。

2002年の「E-mail」で“Eメール”をテーマにした時も、2006年に「Casanova in hell」で”勃起不全”を扱ったときも、「誰もそれをテーマにしていなかったから」と言っている。

その前に、よく扱うテーマや傾向を。
よく扱うのは、愛、全般。上手くいっていない方の恋愛の関係性。あるとあらゆる感情と、たまにエロとセックス・・・ギラギラせずスマートに、あくまで控えめで。人間同士のコミュニケーションについて。それから、閉塞感のある社会、システム、お金、学校、宗教。過去や現在の政治。たまに他の国の歴史。文学や音楽への偏愛。あと、エイズ。
いずれも“傍観者”っぽいんだけど・・・。PSBは傍観者で、意見をしない・聴視者を先導しない、究極のニヒリストだと私は思っている、ずっと。あからさまなメッセージ・ソングは彼ら風ではない。

じゃあ、PSBがこれまでテーマにしてこなかった事柄を考えてみよう。

人の名前。
人物名って、映画でも小説でも曲でも、タイトルになりやすい。でも、これまでPSBの歌のタイトルになったことはない。クラプトン「愛しのレイラ」(ジョージ・ハリソンの妻)、ストーンズ「悲しみのアンジー」(デビッド・ボウイの妻)、ビートルズ「ヘイ、ジュード」(レノンの息子ジュリアン)など、身近な人、愛する人に捧げられることも多いので、論争は必至。女子の名前にしろ、男子の名前にしろ、「誰!?」ってことになりそう。多分、私生活を暴かれるのが嫌な2人は、やらないだろう。

家族。
家族愛って、今まで書かれていないと思う。まあ、2人とも(知られる限り)結婚歴もなく、子供もいないので、家族っていうと両親と兄弟になるんでしょうが・・・2人ともすごく家族を大事にしているから、あってもおかしくないけど、やっぱり私生活秘匿の問題かな。でも、ルーファス・ウェインライトは母と妹に対する溢れる愛情をそれぞれ濃厚に歌にしているので、ゲイには”ありえる”テーマだと思うな。あと、ニールはそろそろケヴィン(ワンコ)に対する愛を歌ってもいいと思うよ。

女友達。
しないね、そういう話。うん。オネエ系じゃないから、女友達と遊ぶなんてないのかな。もっとも、はなから興味がないんだろうが。でも、恋愛対象じゃないと、かえって冷静に分析できない?クールな女性観を聞いてみたい。歌にするほどじゃないか。どうせモデルはサム・テイラー・ウッドかジャネット・ストリート・ポターだろうから。逆に“恋愛対象じゃない(ノンケの)男友達”についての意見も聞いてみたい。

グルメ。
彼らの“遠隔ストーカー”まがいのことをしていると、つくづく、2人ってあんまり飲み食いに興味ないのね、イギリス人だから?って思う。有名レストランに行ったとか、ドコソコに誰と飲みに行った、という話はしても、あれが美味しかったとか、どこの国の料理が好きとか、聞いたことがない。レコーディング中のランチはいつもピザの宅配だって言ってたこともあるし。食べ物に興味なし=歌にもしないってことか。でも、クリスはホットケーキ(パンケーキ)を朝食に食べるのがお気に入りじゃん。ホットケーキ愛の歌を、是非。

ワルいこと。
漠然としているけど・・・よくロックの連中がアオるような反社会的言動や歌って、ないね。まあ、平和主義だし、「Violence」ってタイトルでも内容は「暴力への嘆き」だし。ここを超えてしまったらPSBじゃなくなる可能性がある。でも、もしニールが「奴らを吊るせ!」とか「闘え!」とか言ったら、すごいことになると思うよ。少なくともPSBの社会的地位は落ちるから・・・私も嫌いになるかもしれないから・・・やらないでね。

その他、PSBには有り得ない「老い」、「水着美女」、「猫」、「美容」、「(くだらない)TV番組」、「映画」(サントラでなく)、「日本」などなど・・・今後、歌われることはあるのでしょうか。

もしかしたら、新しいアルバム「Yes」に、“PSB初テーマ”があるかも。それは聞いてからのお楽しみ♪
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