2008/10/19

Je t'aime ... moi non plus  Pet Shop Boys

前の話ですが、先日NHK教育で放送した「ハートをつなごう/ゲイ・レズビアン2」で、島で暮らすゲイ男性の紹介VTRのBGMでルーファス・ウェインライトがかかっていて、う〜ん、なんていい歌声なんだ、と改めて思いました。こういう場面は、PSBよりルーファスがしっくり来るよなあ。



アルバムレビューNIGHTLIFE - Je t'aime ... moi non plus -

PSBの問題作のひとつ。

もともとはセルジュ・ゲーンズブール&ジェーン・バーキンの発売禁止になったエロ・ソングをサム・テーラー=ウッドがカバーしたもので、PSBは歌も歌っていないし、いわばアレンジメントだけ、これを「PSB」とクレジットしてCDに入れるのはちょっと強引のような気もするけど。

ウェインさんの解説では、同名映画のことは念頭に入れていないようなのですが、ワタシはまず映画のことが頭に浮かんじゃって。

歌だけなら、純粋に「男と女のラブラブ・ベッドシーンを生中継」みたいな歌だと言えるけど、それだと「Je t’aime」(女:愛している)に対する「・・・moi, non plus」(男:俺は違う)の部分に意味がなくなってしまう。映画を絡めると、どうしてもここには愛は存在せず、カラダだけの関係だと考えられる。

映画だと男はゲイ、女はノンケ。愛はなくてもいいと求めるのは女のほうで、男はそれに応じる。女がいくらボーイッシュだからと言って、ゲイの男がハイそうですかと言って女を抱けるのかどうかはわからないけど、映画ではそんな展開だ(ゲイ男性が見たらこの展開はどう思うんだろうね)。

だから歌の中では、オリジナルでもカバー版でも、女性は喘ぐのに、男は「・・・moi, non plus」(俺は違う)とささやくだけ。ゲイが登場するにもかかわらず、これは明らかにノンケ男性による”都合のいい(ファンタジーの)”ポルノグラフィーで、愛のないセックスで喘ぐ女性(バーキン)だけをフィーチャーして映す。決してゲイ・ムーヴィーではない。

PSBも映画のことは知っていたと思うけど。だからじゃないと、この曲に興味を持って取り上げた理由がわからない(面白ければいいのかもしれないけど)。正直、この映画からワタシはいったい何を感じればいいんだ、と思ったけど。

そういう意味もあってか、この曲はファンからの評価が低い曲のひとつです(あと、公式HPになぜか歌詞が載っていないんですよね)。

↓映画の映像を見ると、ジェーン・バーキンは、あれ、もしかしたら男性の役を演じている?正味のゲイ映画?・・・っと思うけど。ちっこいけど胸あるよ。


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