2008/9/28

カステル・ベランジェ  映画&アート

カステル・ベランジェ

さてなんでしょう。
ワタシの好きなお菓子の名前。

なワケナイ。
パリの16区にある建物の名前。
アール・ヌーボーの建築家として有名な、エクトル・ギマールが設計したアパルトマンです。

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10数年前、パリに滞在していた頃、ワタシは何もかもパリのトリコでした。復活祭で学校が休みになった4日間、ワタシはパリ中のアール・ヌーボー建築を見てやろうとカメラ片手に16区に出かけました。

(今思えばあの頃はインターネットもデジカメもない時代だったなぁ。どうやって情報を仕入れていたんだっけ。ワタシの部屋にあるのはラジオとワープロと辞書だけだった。)

パリの16区は誰もが憧れる高級住宅街。田園調布みたいなものかな。でも日本人の駐在さんも多く住んでいます。ワタシが住んでいたのは4区(でもここもマレ地区と言っておしゃれな場所だったよ・・・クリエーター系のゲイがたくさん住んでいたけどね)だったので、かなり遠かったけど通いましたよ。

世界的建築家が作った歴史的建造物なのに、今でも人が住んでいるのは、バルセロナのガウディの建築物も同じ。だから当然外側からしか見られないのだけど、カステル・ベランジェの衝撃は忘れられない。曲線にはまった。本当に小さな通りにあって、多分向かいは幼稚園みたいだったけど、ずっと向かいに立って眺めていたなぁ。そのせいか風邪をひいたけど。

その他、16区にはたくさん19世紀のアパルトマンがいっぱいあって、住宅街のあちらこちらでその作品を見ることが出来ます。たまに中庭に不法侵入もしました、ゴメンナサイ。こういうものが残ってるってことが素晴らしい。日本はなあ、残念ながら戦争で焼けちゃったせいもあって、古いものはお寺とかくらいだよねぇ。

ギマールの作品で一番好きなのは、地下鉄2号線の終点、ポルト・ドーフィーヌ駅の入り口。もともと19世紀には地下鉄の駅はみんなこんなデコラティヴだったのだけど、今ではこの駅だけが完全版として保存されている。夜にライトアップされた姿はマジで美しいのだけど、このあたりはモンマルトルの森の入り口で、夜はドラーグした男性娼婦がたむろっているので、行くなら昼間で。

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ところでギマールも影響された、アール・ヌーボーの父といえば、ベルギー人のヴィクトール・オルタ。ブリュッセルにオルタ博物館があって、多分世界遺産にも指定されている。ワタシはブリュッセルに2度も行っているのに(どっちもパリからの日帰り旅行で)、休館日だったりなんだりで結局まだ1度も行けていないのがすごく残念・・・でもいつか絶対行くから。

もうひとつ、世界的建築家になり損ねたクリス・ロウの作品が見られるところが、ロンドン北西のミルトンキーンズにある。そこの産業館の階段のシンプルで機能的・・・おそらくバウ・ハウスの影響を受けているであろう・・・な手すりが、クリス・ロウ唯一の建築家としての作品だ。ここも写真でしか見たことがない ので、本物を是非見てみたい。

またイギリスPSBマップを作成しようかな。
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