2007/8/19

26th Boy meets boy day  Pet Shop Boys

今日8月19日はBoy meets boy day (←マーガレットが勝手に命名)です。
25周年だった去年は勝手にうちでお祝いしましたが、今年は特になし。

ご存知でしょうが、PSBにとっては記念日です。1981年に2人が出会った日であり、1983年にニールがニューヨークでボビーOとランチをした(それがデビューのきっかけ)日でもあります。
だからといってまさか2人自身がまるでファンシーな恋人同士のようにこの日を特別なアニバーサリーとして祝っているだなんてちっとも思いませんけど、当人たちやファンにはもちろん音楽界の歴史にとっても重要な出会いだったに間違いありません。

本当に何度も何度も質問されては、律儀に語られている「ロンドン・キングス・ロードの電気パーツ店でたまたま出会った」というレジェンドはいったいどこまで本当なのでしょう。尾ひれのバージョンは多少あり、「クリスから声をかけた」「同じ棚のものを取ろうとして手が触れた」(少女漫画バージョン)などある。当時ロンドンとリバプールに離れて住んでいた2人が、そんなピンポイントな場所で出会うだなんてほとんど奇跡に近い。ニールは、そのとき自宅の電話番号をクリスに渡し、クリスがニール宅に泊まりに来るようになったと言っているので、多分これは本当の出来事なんだろうが。

ワタシは何度もロンドンのキングス・ロード巡礼には行っている。最初が18年前の1989年。このときはパンクの残党を見に行った。けど、パンクはいなかった。音楽パーツ店もどこだかわからなかった。80年代パンクカルチャーの街だったキングス・ロードは、現在までにおしゃれでお金を持った女性のショッピング街に変わった。バスはあるけど地下鉄の便があまりよろしくないので、東京で言えば白金みたいな、どちらかといえば地元のお金持ちが多い。今あそこに立っても、26年前の面影はないだろう。

学校や職場の上下関係のからみのない、趣味のつながりだからこそ“5歳違い”でも”友人”でいられるのだと思うけど、歳の離れた”友人”とは、いったいどんな感じなのだろう。

昔、とあるヨーロッパ映画で見た場面の台詞を思い出す・・・。舞台はイギリスではなかったと思うけど、20代後半くらいの青年が、明らかに高校生くらいの少年と顔見知りになる。頻繁に会っているうち、青年は少年に「この国では、歳の離れた“友人”がどういう意味を表すか、わかるよね?」と聞く。つまり・・・その台詞の後、彼らは肉体関係に流れ込んでいくのだけど、ヨーロッパではローマの昔から、年長者から若年者への知識の受け渡しをする教育関係が美徳だと思われていた文化があって、その関係はしばしば肉体関係も伴ったといわれている(その後キリスト教の布教で表面的には廃れるけど、恐らくその根本的考えは一部の人たちの間で現代までずっと続いている)。
今でも普通に“歳の離れた友人”はそんな言われ方をするのだろうか。クリスの元恋人Pさんはクリスより4歳年下、ニールより9歳下だったけど、彼は元々ニールの友人だったという。・・・ってことは、もっと“歳の離れた“友人”だったわけだけど・・・?

2人の過去に何らかの特別な関係があったなんて、思うことすらいけないとはわかっているけど。
2人の関係を問われたニールは「Very special relation」と言ったそうだけど、2人の複雑怪奇な関係は、まさにその一言に尽きる。多分・・・親子、兄弟、友達、仕事仲間、ライバル、共犯者、プラトニックな恋人、長年連れ添った夫婦、全部入っているんじゃないか。

いろんなバンドの来日公演を聴く・見るたび、「今度来るときもこのメンバーかな」なんて皮肉にも思ってしまう。いや、来年はバンドさえなくなっているかも。たいていのバンドはメンバーチェンジ・衝突・仲違い・解散・ソロ活動は当たり前だ。平穏無事に”続く”ことは奇跡に近い。PSBは存在自体が奇跡なのだ。次の来日公演にはメンバーチェンジしているなんて、夢にも思えない。多分、ずっと続くだろう・・・少なくともそう願っている。今日はそんな願いを更新する記念日でもある。

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2人がいてくれるだけでオッケー。
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