2008/2/21

CAMP:キャムプとはなんぞや2008  日常

ふつーCAMP(キャンプ)と言ったら山や川にテント張ってキャンプファイヤーすることなんぞを言うのですが、アウトドアに一生縁のないワタシがキャムプといったら、それはケバくてベタでゲイっぽいことを言います・・・ただし、アウトドア人口の大半を占める熊系・ヒゲもある意味180度まわってキャムプだったりするのでややこしいです。アウトドアのキャンプと区別するために“キャムプ”とちょっと譲った表記感のあるこの言葉は、実に奥深く、理念ではなくフィーリングで腑に落ちないと一生理解できない言葉だと思うので、このさいキッチリ考えてみたいと思います。

一応キャムプを定義しておくと、ドラーグ・クィーンに代表される、ケバい・ベタで古い・過剰なもの、ですが、必ずしもセクシャリティには関係なく、女性にも使われます。また、王道ではないものもキャムプになります。グループものには必ず王道とキャムプが存在しますね。例:デスチャで言えばビヨンセは王道、ミシェルはキャムプ・・・だったんだけど、解散以来、ビヨンセもキャムプになっている・・・つまり時代によって変わります。身の周りにあるものをキャムプかキャムプでないかに分けてみると、自分のキャムプ度がわかるかもよ。
ちなみにすっごくキャムプってのは英語で「camp as a row pink tents」(安ッすいピンクのテントみたいにキャムプ)って言うそうですよ。やっぱり語源はアウトドアに関係あるんでしょうかね。

ルーファス・ウェインライトのライブを見て、思った。
最初、舞台に登場したルーファスはキラキラではあるけど胸毛を強調した衣装でむしろ男っぽく、オンナっぽさはどこにもない。むしろスターはこのくらいのキラキラ衣装(あくまで洋服ではなく、衣装なのだから)は当たり前。歌も、振る舞いも、違和感なく男性だから、初めて彼を見る人は彼がストレートの男性に見えてもおかしくないかも。アンコールになってのルーファスは一転、口紅をつけて、おみ足全開・・・そう、ここからがキャムプ。そして、この15分が彼の一番やりたかった部分であり、真髄でもあるのだが。ウホッなヤロウ系ゲイゲイしさと対極にあるキャムプ要素が、ルーファスをヤロウ系ではなくキュートな男の子に見せているんだと思う。

「僕よりキャムプなストレート男性はいくらでもいる。デビッド・ウォリアムズとか。」と、ニールは言う。
PSBの外見的および振る舞いにキャムプさはかけらもない。ゲイ・アーチストとしては、全くキャムプではないイメージでやってきている(かといってヤロウ系でもないけど)。
でも、確実にキャムプなこと・キャムプな人を愛しているはず。彼らの好きなもの・・・芝居、演劇、オペラ、バレエ、アート、ディスコ、クラブ、クラシック・・・。コラボる人もゲイかゲイ好みのディーバたちばかり。ただ、彼らはこれらの事実を突きつけられても多分、自らのキャムプ好みを認めはしないだろうな・・・もしかしたら本気で隠し通せていると思っているかも。

PSBの曲のラブソングを分けると、多い順にだいたいこんな感じ。

★ゲイのラブソング(歌い手はゲイ男性、相手は男性)・・・代表曲「Go west」
★ストレート女性のラブソング(歌い手は女性、相手は男性) ・・・代表曲「Rent」
★ストレートのカップルのラブソング(歌い手は傍観者で、彼らに関与しない) ・・・代表曲「West End girls」*要検討
★ストレート男性のラブソング(歌い手は男性、相手は女性) ・・・代表曲「What have done to deserved this?」

つまりまあ、2番目の★ストレート女性のラブソング(歌い手は女性、相手は男性)は、とてもキャムプです。これは、映画「プリシラ」なんかでも見られる、“ABBAをリップシンク(クチパク)する”のとほとんど同じと言っていいでしょう。ライブでニールが「Rent」を歌うときは非常にキャムプなのですが、ファースト・ツアーでは毛皮のコートを着て軽くドラーグし、最近のツアーでは姿を表さずに歌います。が、これはとても例外的。彼らは自らをキャムプにしない戦略で20年以上やってきています。実際、これは世間の大多数のゲイの姿そのもの。どこか冷めた目で、キャムプを仲間と認めつつ、付かず離れず遠くから眺めている、それがPSBです。

でも、女子はじゅうぶんにキャムプさを謳歌していると思うけど、おおかたの男子(特に日本の)は、まだまだ自分を解放しきれていないと思うなぁ。古くて忌まわしい“役割的男性らしさ”から解放されて、もっとはじけて、キャムプになって下さい。特に女子から理解度はかなり得られると思います。

PSBでわかりやすいキャムプといえば1991年のPerformanceツアー。中でも「What Have I Done To Deserve This?」↓はすごくかわいい。DVDのコメントではクリスが、かぼちゃ被った女子ダンサーの衣装を「ハロウィンに着たい」とキャムプな発言。かぼちゃのかぶりもの取ったらクリスって・・・驚く。


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