今年初めての「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」からのメルマガを転載します。
今年も子供たちがすくすくと健全に、そして幸せに育っていけるよう自分にできることを頑張りましょう。
☆2012年1月11日☆
[いじめから子供を守ろう! メールマガジン]
■□いじめ解決のゴール□■
いじめの解決は、何をもって解決とすべきであろうか。
いじめが解消すれば解決であろうか。
いじめ行為の解消は最低限必要なことである。
しかし、いじめ行為そのものがなくなっても、被害者の心の中では被害感情は続いている。
不安、あせり、無力感、怒り・・・。いじめが解消されたからといって、それらが一気になくなるわけではない。
長期間のストレスは心の傷を生む。チリ落盤事故で救出された人たちが、地上に戻っても不眠症に悩まされたように。
いじめの解決と解消はイコールではない。
被害者にとってのいじめの解決は、傷ついた心が癒され、自尊心を回復し元通りの生活が出来ることである。
そのためには最低限、加害者側からの謝罪やもう二度としないという約束が求められる。
いじめ解決で最優先すべきは被害者のケアである。
自身の価値を信じ、かけがえのない存在だという気持ちを取り戻させなくてはならない。
そして次に大切なことは、加害者がいじめをしないように指導し、その変容を支えていくことである。
仮に被害者にとってのいじめが解決したとしても、加害者が新たなターゲットを探せば、永遠にいじめは終わらない。
いじめ加害者の持つ負のエネルギーは、容易に他への攻撃へと転化する。
その負のエネルギーと向き合うことがいじめ解決の鍵となる。
いじめ問題に向き合うことは、大人にとってもつらいことかもしれない。
被害者のつらさ、孤独、痛みを共有しなくてはならない。
加害者の行為の悪を見つめ、胸の奥の善を信じ、ぶつからなくてはならない。
しかし、肝心の学校現場では、
「学級の問題だから自分たちで何とかしろ」という子供への丸投げ式の対応も後を絶たないのも事実である。
大人こそ先頭に立つ姿勢が求められよう。
大人はかつて子供であった。そして幾多の困難を乗り越えてきた。
そんな大人が苦しんでいる子供を守るため、いじめ問題に取り組むのは当然のこと。
そして大人には、子供を守る力がある。
映画「ロッキー・ザ・ファイナル」の台詞を紹介しよう。
「人生はどんなパンチよりも重くお前を打ちのめす。
だが、どんなにキツいパンチだろうと、どれだけこっぴどくぶちのめされようと、休まず前に進み続けろ。
ひたすら苦難に耐え、前に進むんだ。その先に勝利がある。
自分の価値を信じるなら、迷わず前に進め。
決してパンチを恐れるな。人を指差し、自分の弱さをそいつらのせいにするな。それは卑怯者のやることだ」
誰かのために前に進むとき、人は誰でもロッキーだ。
2012年。子供のために何度でも立ち上がろう。
担当・守矢 光児
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