ちょっと偉そうなことを書かせてもらいます(汗)
自分の人生という「道」をどういった「人生観」で舗装するかで、
歩みやすい道にもなれば、険しい道にもなりえる・・・。
あなたはどんな人生観を持っていますか?
と聞かれて、さっと答えられる人はどのくらいいるでしょうか。
3割?2割?・・いるでしょうか。
そもそも、人生観ということさえ、普段意識している人はそういないでしょうね。
しかし、人生や生活へのこだわりや、自分のなかで持っている善悪の基準、
そういったものはほとんどの人が持っていると思います。
おそらくそれらも、大きく見れば人生観の一部なんでしょうね。
人の人生観を形成していく基になるものの一つに「心に響く言葉」というものがあると思います。
過去の聖人、偉人が言った言葉もあれば、父や母に言われた言葉、
学校の先生や友人、また街角でふと耳にした言葉・・・
さまざまなものがあると思います。
そういった「言葉」が自分の心を動かし、人生の指針になることも多いでしょう。
そんな中で、私はよくラジオ放送の人生相談を聴くことがあるのですが、
その放送の中で出てきた言葉は結構考えさせられて、いつも自分の人生や価値観の参考にさせてもらっています。
他にも宗教書、自己啓発書、歴史書、また「人の振り見て・・・」というものからもヒントをもらっています。
今回は「これは皆にも知ってもらいたいな」という心に響く言葉を紹介させてもらいます。
とくに、子育て、家庭において何かのお役に立てれば・・・と思い、選ばせてもらいました。何度かに分けてお届けします。
今日の気になる言葉は・・・
★まず子供の気持ちをくみ取ってから、
次に指示を示してください(テレフォン人生相談より)
以前勤めていた障害者施設でのことですが、ごくたまにフラフラと施設から出て行ってしまう子供がいました。
A君がいない!
それに気づくと勤務している職員が施設の中、外、近所、さまざまなところを探して廻ります。
それでも見つからないときは、非番の職員にも召集がかかり、手分けして探します。
事故に遭ってないことを祈りながら、A君の行きそうな場所や、以前行ったことのある場所などを探します。
必死で探し、裸足で歩いているA君を職員が見つけることもあれば、ご近所から連絡をくれることもありました。
とにかく無事帰ってきたA君にとってあげなければならない行動は何でしょうか?
これが今回の言葉です。
「まず子供の気持ちをくみ取ってから、
次に指示を示してください」
施設から出て行ったのには理由があるだろう。
家に帰りたかったのか?
お菓子を買いに行きたかったのか?
施設で誰かと喧嘩をしたのか?
職員が嫌いだから行ったのか?
そんな理由を「そうか、そうか」
と受け入れてあげることから。
また、特に理由はなくてフラフラ出てしまった場合もあるかもしれない。
そんな場合でも、
独りで不安だったね。
裸足で歩いて、足痛かったね。
施設に帰ったら怒られるかと心配したでしょ?
寒かっただろ。
のど乾いただろ?
その場面でくみ取ってあげる子供の気持ちはたくさんあるでしょうね。
人によってはその「くみ取る」という気持ちを、
「子供を抱きしめてあげる」
という一つの行為で現すかもしれないし、
子供の興奮が収まるまで、子供の話を「うん、うん」と聞いてあげる。
そんな対応をする人もいるでしょうね。
とにかくまずは子供の気持ちをくみ取ってから、そのあとに必要な指示をする。
今度出て行く時は、必ず言ってからにしてよ。
夜は危ないから一人で出ることはしないでよ。
友達と喧嘩してムシャクシャしたんだったら、
勝手に出ていったりせずに私らに言いに来てよ。
など、子供の事情に合わせて、必要な指示をしてあげます。
それをせず、いきなり指示だとどうでしょうか?
ただでさえ不安一杯で帰ってきた子供に追い打ちをかけることになります。
そして、「私の味方はどこにもいない」という、精神的にも孤立させる結果になるのでしょう。
さて、我が家ではどうでしょう・・・??
ちょっと考えてみてくださいね。
今日の気になる言葉でした。

0