いつまでこのシリーズ続くか分かりませんが、
今日の内容は、かなり深いです(自分で言うな)。
「女優さんになりたかったから、ママを選んだの。お空からたくさんの階段がいろんなお母さんにつながっていたけど、ママが一番きれいだったから、ママなら女優さんにしてくれると思ったの」(女の子5歳)
この女の子は自分から希望して、お母さんと芸能プロダクションのオーディションを受けに来ました。この言葉は、待ち時間の合間にふと、お母さんに語ったのもです。お母さんとって、芸能界は未知の世界でした。お母さんは「レッスンは厳しかったので、この話を聞かなければ途中でやめていたと思います」と語っています。そして、娘さんをいっそう愛しく思うと同時に、意思を持つ一人の人間として尊重するようになったのです。(同書P24より)
これはすごいことだと思います!!
よく親子間で
「誰も生んでなんて頼んでないのに!」
なんて、母親に反抗する子供がいますが、この本が事実とすると、
これは大間違いってことになる。
「何いってんのよ、あんたがお母さん選んで来たんでしょ。」
たかゆきくん・6歳の言葉はすごく興味のあるものだ。
「(生まれる子どもたちは、雲の上で)ずうっと列みたいに並んで、遊んではいないけど普通に歩いてたり。病気の子で生まれるか、元気な子で生まれるかっていうのをぜったいに決めなくちゃ、うまれられないから」
これに対し池川氏の解説は
たかゆきくんは、雲の上にいるときのことをはっきり覚えています。子どもたちは生まれる前にお母さんとお父さんを選び、(中略)どんな人生を歩むのか、大まかな計画を立ててくるようです。多くの子どもたちが、病気や障害は、たましいを成長させる試練として自分が決めてくると語っています。(P25)
としている。
ここで出てくるのが、当然、ショウタのこと。
ショウタがなぜダウン症なのか?
これはショウタが決めてきたことなんだ。
他のページに、ある心臓病の男の子の話が載っています。
お母さんが「なんで病気になったの?」ときくと、
「その方がおもしろいと思ったから、ママ、ごめんね。」
と言って、クスっと笑ったエピソードがあります。
ショウタもそんな感じかな・・??
「ママ、ウーヤン(私のこと)、おねえちゃん、僕、ちょっとダウン症選んでみたけど、よろしくね!」
なんて言ってるのかもしれないな。
想像だけど、実は私も生まれる前にショウタと話してて、
「おい、今度はどうやって生まれる?」
「あんたお父さんやってよ、おれあんたの子供ね。しかもちょっとサプライズだよ」
「そうか、ドキドキだなぁ、楽しみに待ってるな!じゃあ、お先に!」
って、生まれてきたのかもしれない。
そう考えると、
生まれつきの病気や、生まれた環境、時代なんてのは幸、不幸の理由にならないってことになるね。
どんなにサプライズな誕生でも、
積極的にいけば、上の心臓病の男の子みたいに「おもしろいでしょ」って、生きられる。
これが、どれだけ魂の成長になるか・・・
よく、障害児を生んだ母親が、「自分に何か至らないところがあったのか?」
なんて、自虐的になるってことがあるけれど、
そんなネガティブじゃあ、生まれてくる子に申し訳ない。
初めの「女優志願」の女の子じゃないけど、
「お母さんなら、(病気の)私を育てられるから、お母さんを選んだんだよ」
って、きっと言っている。
これら親子の関係、
自分と自分の子だけに言える話ではないってことに気づいた。
自分と、自分の両親との間にも同じことがいえるんです、きっと。
親子や兄弟で争い合っているような家族もあれば、
経済的に大変で、休む暇もなく、いつも働き続けなくてはいけない家庭。
また、障害をもった親に対する不満。
いつも頑固な父親。
今の両親をなぜ選んだのだろうか?
この家庭をどうして選んだのだろうか?
そう考えてみれば、何かが見つかりそうな気がします。
親子、家族の縁。
偶然じゃないんですね。
意味があるんですね。
その分、責任もあるはずですよね。
子育て、そして親孝行
ちょと今回は熱くなりました。
まだつづく・・・かもしれません。

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