2月12日、ショウタは春から入園する保育所に体験入園してきました。
といっても・・・・
これまでのショウタは、
家族や親戚、また同じ障害を持つ仲間たち
いわば少数の理解ある人たちに囲まれて育ってきた。
体験入園
年齢は同じでも、体格はショウタより大きく、
動きも活発で、言葉もあり、その言葉で見知らぬ同士でも
すぐに解け合い、友達になる子供たち。
そこにショウタは入っていけない。
母親に抱かれていても、緊張は深まり、それを何とかしたく、
隣にいる女の子に話しかけるショウタ。
アン アン アン
そう発しながら首を上下に振ったりしながらのアプローチ
相手が我々家族なら
「何?・・・そうなん」
と会話は進む。
しかし相手は初対面の3歳児。
何の反応もない。
その様子を見て、ショウタの緊張はさらに増す。
誰かが喧嘩を始めた。
先生が怒った。
それを見て、ついにショウタの緊張の糸が切れた。
泣きじゃくるショウタ。
とまらない。
結局、体験入園はそこまでで帰ることに・・・
その話をきいて私は思った。
保育所に入る今からが始まりなんだ・・・と。
これからは、いろんな人と交わっていかなくてはならないショウタ。
ショウタのこれから、時には
いじめられることもあるだろう。
除け者にされることもあるだろう。
泣かされることも
バカにされることも
でもそれはショウタだけの問題ではない。
すべて我々家族の問題なのだ。
いかにそれらの問題と向かい合えるか。
覚悟がいる。
かといって
そんなに肩に力を入れていては、仲良くなれる人とも
仲良くなれないかもしれない。
そんな経験をこれからする。
明るく
ポジティブに
ショウタに関わるみんなを愛することができれば、
また、
ショウタも愛されることだろう。
今からが始まりだ。
がんばろう。
ショウタの体験入園でそう思った。

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