いよいよ誕生日が近づいてきた。
龍神様の台風は、今年は来ないようですが、水道係の私としては少々まとまって雨が欲しいところ・・・。
ショウタが心臓の手術をして少し後のこと、
私の友人A君の胸に、見たことあるような傷があることを知った。
彼は20歳くらい。
元気で音楽やおしゃれの好きな、頼りになるA君、ダウン症である。
「その傷・・・心臓の手術?」
聞いてみた。
「はい、5歳のときに手術したんよ」
「そうだったん・・・」
ショウタと同じ傷だ・・・。
そうか、がんばったんやねえ・・・
口には出せなかったが、精一杯、心の中で思った。
と同時に、ショウタもこんなにたくましい大人になってくれることを望んだ。
先日、市内の「福祉のつどい」を見に行った。
ショウタの初舞台。
私には知的障害者の友人が多くいる。
彼らにあった。
「伊藤さん!」
「おー」
「あ!あ!あ!」
それぞれに声をかけてくれる。
みんな元気そうで、嬉しくなった。
その中にA君はいなかったが、顔のしわの増えたBさんはいた。
その方もダウン症。
照れくさそうに私の相手をしてくれた。
「何しに来たん?」
「ん?うちの子が出るんよ。」
ショウタの出番。
かがやき園のかわいい子供たちの演技。
ついつい、舞台に引っ付いてカメラに収めてしまった。
用意していたビデオカメラのバッテリーがEだったため。
仕方なく、ズームのあまりきかないデジカメで撮ったから、
どうしても前に行かなくてはならなかった。
まあ、いいわけはともかく、少々マナーに反していたか・・・。
マラカスをカシャカシャ振っているだけの我が子だったが、
2歳ならあれでいい。
100点!
なんて馬鹿親の言うこことみたいだけど・・・
しかし、思った。
いずれショウタも、ここに集まる様々な障害を持つ人たちと一緒に、社会に出て、社会の一員として、生きていかなくてはならない。
そのためには、障害や福祉に興味のない人にも、関心をもってもらうと同時に、障害者も自分たちの個性や存在を社会にむけて発信していく必要がある。
そのために、おそらくはこの福祉のつどいって行っているのだろうと私は思っているのだが・・・・。
正直言ってこのつどいじゃダメだ。
障害を持つ私の友人はみんな、つどいが楽しみ。
そして、当日も楽しんでいた。
でもこの雰囲気は内輪の楽しみであって、外に発信するものではない・・・
そう思う。
今回は少しキツイ事を書いてしまった。
西条市の福祉のつどいは初めて参加したが、
ちょっと残念だった。
福祉社会の実像と、将来。
ソレはショウタの人生。
四年目に入る前に、もう一度リアルに見てみた。

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