前回レポート、羽田空港の手荷物検査場にて2つの荷物のうちのひとつが再検査になったところから続けます。大した話でもないのですが3回シリーズになってしまいました。
今回は検査官のお姉さんが相手です。
今月3回目ともなると、慣れてきたのか「工具か何か鳴ったんだな」とそれが入った巾着袋を取り出しもう一度荷物を検査機に通しました。問題なく検査が終わる・・・・と思いました。
しかし検査は続きました。工具袋の検査が念入りに行われました。
ホチキスの針、超小型携帯はさみ(何故か問題ないらしい)、ボールペンなどなど一つ一つを丹念に調べています。
・・・ホチキスの針でどうやってハイジャックするんだ?と疑問をもちつつ、
検査が終わるのをじっと待っております。
で、問題のドライバー。
こちらも前回の経験から、長さを測ってOKになるはずです。
ところが、今回は違いました。
「機長預かりで・・・」
前回は全然問題なかったのに、今回は預かりになってしまいました。先週はOKだったのに、今回はなぜに?と尋ねたのですが、「長さが・・」とのこと。なぜに?とちょっと食い下がってみる。今日は空港が混んでいるし、手荷物預けは時間がかかるので勘弁してほしいところです。
「長さが・・・長いのですよ」とお姉さん。
「どうしてもダメ?」
「すいませんが・・・預かりで・・・・ご協力おねがい・・・します」
「預かりで・・・おねがいします」
お姉さん、ちょっとおめめうるうる状態。上の台詞は丸POPフォントを使いたいぐらいのニュアンス。だんだんこのお姉さん、いじめてはいけない気がしてきました。しいて言うなれば
「守ってあげたい」タイプなんです。
ちょっとかわいいし・・・
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「・・・おねがいします・・・預かりで」
屈服しました。
お姉さん、すげえうれしそうです。
ばんざーいしてくるくる回りかねない勢いです(?)
男ってのは悲しい生き物です。
2時間後、千歳空港で、私はドライバーと再会しました。引き取りカウンターのJALの人が綺麗な人で鼻の下を伸ばしていたことはここだけの秘密です。
男の悲しい性でした。
教訓;次回出張時、
ドライバは短いのにするか・・・・

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