
マンガ・サラリーマン金太郎にはまっている(笑)。オヤジは、ヤクザで殺人の罪で刑務所務め、母親には死別して育った、金太郎は、漁師。ひょんな事から、大会社の会長の命を救ったことで、ヤマト建設に入社・・・
ご存じの人も多かろうと思うが、2万人の暴走族の頭を張ったり、ヤクザと渡り合うわ、資産家の婆さんに気に入られるは、痛快活劇でもあり、バブル以降の建設業界と官僚の癒着を描いたり、最近のマネーウォーズ編では、ジョー・ソロス氏と見られる人物まで出てきて、世界経済の実態まで描いてみせるあたりは、作者の勉強と見識にうならせられる。
といって、まだ14巻までしか読んでいないので、全30巻の半分も行っていない。これからが楽しみ。ふふふ。先週の大阪でカプセルサウナに泊まったときに置いてあったのを手にしたのがきっかけだったなぁ?
ところで、今まで、この手のものにはまったのは、思い出してみると、鬼平犯科帳(池波正太郎)は面白くて、全巻集めたし、原作隆慶一郎の「花の慶二」も、息子がマンガ全巻揃えていたので一緒に読んでいたものだ。
後は、三国志(横山光輝)も似た傾向の痛快さだ。また昔から中国の歴史物は好きで、陳舜臣の小説十八史略などは面白かったのを覚えている。司馬遼太郎などもそろそろ読んでもおもしろさが解る年になってきたかなとも・・(笑)
そうか、わかった、サラリーマン金太郎は現代における時代劇なのだ。バカにしていた若造が実は、凄いヤクザの親分のお気に入りだったり、大資産家の婆さんに気に入られて、養子にならないか誘われていたり、大社長、アラビアの大臣と、仲が良かったり、それに気が付いたときの、回りの人達の態度の豹変が面白いのだ。まるで水戸黄門だ。
とびきりのいい女がいつも群がってきて、男も惚れる、年寄りも、みんなで集まって金太郎を応援するのが趣味だと言わせてしまう痛快な金太郎は、男を嫉妬させる男だ。現存する実在の人物だと、タイプは違うが矢沢永吉さん思い起こさせる。
テレビは?う〜〜ん、ちょっと見たことがあるが、イメージが違うので、マンガの方が好きだ。
難点は、描かれている女性の顔、及び性格ががワンパターンだと言うことかな?世の中もっといろんなタイプのいい女が沢山いると思うんだけどね?

0