この前、作編曲の三木敏悟氏より連絡があり、盲目の天才歌手原久美子さん逝去の知らせを受けた。今日の目黒での本葬に駆けつけると、凄い人波だった。彼女とは、ここのところあまり会うことはなかったが、三木敏悟氏の主宰する、インナーギャラクシーオーケストラに20代から30代にかけて10年間在籍していた。そのときによく一緒にステージに立ったものだった。晩年は、三木敏悟氏が専属を務める劇団で女優の市原悦子さんに歌唱指導をしていたり、忙しかったそうだが、脳腫瘍が、手術不可能な場所に出来て、数ヶ月の闘病だったそうだ。こころからご冥福をお祈りしたい。
私は、最後の対面というのが苦手で、というのはどうしても人間ではなく、蝋人形にしか見えないので、悪い冗談だろう?と言う気になってしまうのだ。何回経験しても、日本式葬式というのは、やりきれないものだ。彼女の早すぎる死には、ショックだが(享年50才)同席していた、三木敏悟氏とトロンボーン奏者の鍵和田氏と、生前葬を合同でやろうかとか、葬式には、マーチングバンドを呼んで派手に送り出すのが良いねとか話し合って、別れた。
ご家族の悲しみと無念は察してあまりあるが、もともと私は、この世は刑務所のようなもので、無事に勤め上げれば、楽しい出所生活で、娑婆(あの世)に戻って、気の合う仲間と楽しい生活の戻れると自然に信じているタイプなので、自分の場合は、なるべく盛大に祝ってもらいたいと思う。もちろん、これから逝くであろう、自分の両親も、その時が来たら、喜んで送り出してあげたいと思っている。(変かな?)
今日は家事三昧の日、早起きしてお葬式に行ったので夕方眠気が来て、仮眠した後に行動開始(笑)。洗濯、全ての部屋(と言っても、居間と自分の部屋、音楽資料室、トイレ、洗面所などに掃除機をかける。内の掃除機は、水のタンクにゴミを溶かし込むタイプなので、空気は汚れないのが良い。絨毯に掃除機をかけると、とても気持ちがよい。
そろそろ寒くなってきたので、夏物と冬物の入れ替えを思い切ってやってしまった。捨てるものや、クリーニングに出すもの、自宅で洗うものも沢山出てきた。(笑)
息子は学校の体育祭で遅いので、自宅で料理、野菜サラダは、キャベツ、きゅうり、水菜、オレンジ、ツナ缶に、穀物酢とサラダオイル、塩こしょうで味を調え、昨日作っておいたカレーに、ハッシュドポテトとクリームコロッケをさらりと揚げて添える。細木かず子女史のお説教を聞きながら、夕食、なになに?浪費癖のある若者の直し方?なるほど参考になるね?自分など見てもらったら思いっきり怒られるんだろうな?
この前のレコーディングはとても自分をリフレッシュさせてくれた。音に集中すると言うことの純度が上がって来ている気がする。後半戦も集中していきたい。
音楽の表現に関わる人生を与えてくれた神様今日も感謝だ。今回のレコーディングに関して、私に投資してくれとの呼びかけにも、たくさんの方から、協力の申し出があり、更に責任を持って、成功しなくてはの感を強くしている。

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