今年の、GWは以前から、やりたかったことを実行してみた。徒歩での、東京散策である。
まず、腹ごしらえをしてから、渋谷を出発、明治通りを原宿方向へ、タイ料理のピンクドラゴンや、ライブハウスのクロコダイルが右に見える。ピンクドラゴンで、おいしいタイカレー、トムヤンクンスープが有ることを知った。またここの店員のK君が、現在、レッスン場所の中心になっている渋谷カラオケを紹介してくれたのだった。有り難う。Kくん。クロコダイルは、昔は良く出ていたものだ。昔懐かしい、サイケデリックな内装は残っているのだろうか?
ファッション系の店が多い表参道を抜けて、ああ、この辺のスタジオや、Y沢A吉事務所などもこのへんだったなぁ・・などと思いを巡らせつつ青山通りを赤坂方面へ。
ベルコモンズの、中にある豆腐屋料理店もおいしかったなぁ等と思い出しつつ、外苑前、絵画館前の並木道を歩き、噴水前で一休み。
ラグビー場もそばにあり、ラグビーは男のスポーツというギャグも思い出したが、詳細はまたの機会に・・。
青山一丁目から、信濃町方面へ、昔、テレビ局やスタジオの仕事では、車で動き回っていたので、改めて、自分の足で歩いてみると、頭の中の記憶と繋がるが、店はどんどん入れ替わっているし、面白いものだ。ジョギングをする人や、一輪車に乗る小学生少女、犬の散歩の人など、見ていても飽きることはない。
明治記念館は、友人の結婚式で来ていたはず。なつかしくて、関係者の振りをしながら(笑)中へはいると、改めて飾ってある日本画の数々が素晴らしい。芝生の手入れの行き届いた中庭も素敵だ。次男の結婚式はここが良いかも(笑)。
赤坂御用邸を一周して、四谷から、乃木坂を経て、目指すは東京タワーだ。
乃木坂で、乃木大将の実家及び、乃木神社を参拝。乃木坂は乃木大将にちなんだ地名で有ることが初めて解った。不明を恥じる。梓みちよの歌の歌詞だけではなかった(笑)。乃木大将は、日露戦争の英雄であり、息子二人も戦死、自身も、明治天皇に殉死していたはずである。
日本のこの百年で明治の日本人は偉大だったと思う。現代の我々も、偉大な明治の人達に負けない、子孫に笑われない日本人でありたいと思う。
ピザと、ワインとスパゲティで腹を満たすと、話題の東京ミッドタウンを訪問。防衛庁後が、池袋サンシャインシティのようなテーマパークのようになっており、凄い人波だ。
お目当ての、サントリー美術館で、日本の美術品の展示を見る。素晴らしかったのは、刺繍された能の衣装。その精緻な仕事とセンスは、世界に誇るべきものだ。ガラスの切り子細工も凄かった。
六本木の細かい路地を探索しながら、徐々に東京タワーに近づく。ついにタワーに着くと、ネットで調べて置いたとおり、エレベーターは80分待ちとのことで、階段で上に上る。全部で約500段。
一階上がる毎に変わる展望が面白い。案の定、凄い人だったが、自分的には、面白い発見があった。
階段に危険防止の網が張ってあり、それが、遠くの風景に焦点を合わせた目に、立体視効果で、顔を動かすと、数倍の動きをするのである。一種の錯覚なのだが、それが面白くて、風景を見ながら、網の動きを観察する方が面白かった。
ちょうど夕暮れ時の夜景に切り替わりつつある東京の風景も楽しい。まるでお上りさんとなって、都会の夜景を楽しんで、今日の徒歩都内散策は終了。
次回は、下町を隅田川沿いに歩いて見ようかと思う。仕上げに屋形船で天ぷらに日本酒も良いだろうな?ふふふ。

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