★一昨日10/26は、新宿 J にてスマイリー斎藤プロデュースライブ。要するに3人の女性ジャズ歌手のライブだった。
青柳陽子、北川アキ、ユキエ(vocal)の3人のジャズ歌手は、それぞれ持ち味が違って面白い。インストでは、テナーで。フェリシダージ、ブルース2011(オリジナル)などを演奏したのちは、他は、全て歌伴である。
ユキエさんは、コービールンバ、ベサメムーチョ、キエンセラなど、お馴染みのラテンナンバー、皆知っている曲ばかりだが、いつもと違うキーで、オブリガート、アドリブをやるのは、スリリングでも有り、チャレンジでもある。大阪出身の北川アキさんは、新鮮な魅力に溢れている。
青柳陽子さんは、ジャズボーカル新人賞も取った方で共演は二度目だが、衣装もステージングもショウビジネス界の方という感じで、さすがの歌唱力と貫禄だ。スキャットもできるので楽しい。
あとで、プロデューサーのスマイリーさんから、歌手を食ってしまわない様にとの注意も頂く。歌い手が歌っている時は、なるべく気配も消して、控えめに控えめに吹いてるつもりなのだが、顔も音も存在感が強いのは生まれつきか?(^_−)−☆
ステラをEフラットとか、ジャストフレンズをBフラットとか、やったことの無いキーを沢山体験して有意義なライブだった。共演メンバーは、藤沢由二(piano)森泉光治(bass)倉橋利幸(drums)
★昨日は、レッスン終了後、渋谷のライブハウス、KOKOへ井上祐一(P)カルテット、レイモンドマクモーリン(Ts)本川悠平(B)田村陽介(Ds) へ出かける。
ジャズピアニスト井上祐一君は、ジャズプロムナードでの、みなとみらいホール、向井バンドでの素晴らしい演奏が記憶に新しく期待は高まる。彼はジャズの言葉を本当によく知っている。ワンフレーズごとに、これどう?とニコニコしながら演奏する姿は楽しい。セロニアスモンクが大好きなのではないだろうか?トリッキーでユーモラスなオリジナル曲も素晴らしい。ベースもドラムも知らない人だったが、素晴らしく上手い。最近の若手は皆、凄く上手い。
そして、あのジャッキーマクリーンが認めた男、レイモンドマクモーリンのテナーの演奏が聞けたのは収穫。ただのうまさではなく、黒人特有のリズム感と、ユーモア、スピード感と、アイディアの豊富さ、そういうのを才能があるというのだなぁ、更にこの人はルックスも良い。色の黒いギリシャ彫刻みたいな顔と姿が大変よろしい。
僕も、I hear rhapsody,I remember April で参戦した。30 代の黒人若手サックス奏者と、50代の日本人サックス奏者との共演の絵を思い浮かべて欲しい。音で会話ができる楽しさを今日も味わいつつ、、、。
彼ほどの本場の黒人の才能あふれるジャズ演奏家に、I enjoyed your feeling! と言われたのは嬉しいことだった。

2