一昨日は、佐川聖二還暦記念コンサート/サントリーホールに、生徒の中谷君と行ってきた。
http://www.gwo.org/kanreki/index.html
佐川聖二さんは、クラシックのクラリネット奏者、吹奏楽の指揮者として有名な方で、東京芸大大学院を経て、東京交響楽団主席クラリネット奏者を務めた後、沢山の吹奏楽の団体を指導指揮、コンクールでも金賞に導いているなどの素晴らしい実績を上げている方である。
実は我が母校秋田高校の3年先輩で、高校時代に一度だけお会いしてコーチを受けたことがあるのである。実際にお会いするのは30年以上ぶりと言うことになる。
さて、演奏団体は文教大学吹奏楽部、中央大学学友会文化連盟音楽研究会吹奏楽部、デアクライス・ブラスオルケスター、ソールリジュール吹奏楽団、クラールウインドオーケストラ、という60名から100名の大所帯5団体に、更にその選抜メンバーの合同演奏と休憩を挟みながら5時間に及んだ。
演奏曲目も、ラフマニノフ、アーノルド、アルフレッド・リード、鈴木英史、ワーグナー、真島俊夫、天野正道、レスピーギ、チャイコフスキーなど。
僕も何を隠そう中学高校とずっと吹奏楽だったので、母国に帰ったような懐かしいサウンドに5時間酔いしれて飽きることがなかった。
何しろ、僕は中学入学のその日に、吹奏楽部の演奏があまりにかっこよくて、その日のうちに入部してしまったのであった。何をやりたいと言うこともなくて、言われるがままにチューバを3ヶ月間、その後にサックス、クラリネットに転向したのだった。
管弦楽のオーケストラとは違う、暖かみが吹奏楽にはある。佐川先輩の的確な指揮も冴え渡り、吹奏楽のオーケストレーションを存分に楽しんだ。木訥としたトークは、軽妙洒脱な指揮とは反した秋田県人の県民性を強く感じた。
ジャズのハーモニーや作編曲を長年学び研究している耳には、アーノルド、鈴木英史、ワーグナー、真島俊夫、天野正道などの作曲家による音の組み立て方の個性、色合いの違いが楽しく。こういう吹奏楽の作編曲に挑戦しても楽しいかも知れないと思った。
でも実は大編成を書く作曲編曲家の仕事は、建築設計士にも似て、地道で重労働で10年間Sax machinesで4管の譜面を書き続けた苦労ものど元を過ぎると忘れて、また挑戦したくなるのであった。懲りない奴?
天野正道さんは、やはり秋田の出身で少し年下だが今や、吹奏楽界では有名作曲家であり、また高校時代の私のジャズ演奏を聞いている一人なので、一昨年の秋田国体での天皇陛下御前演奏の際はその話で盛り上がり、楽屋を訪ねると気鋭の作曲家鈴木英史さんも紹介して頂いた。もちろん、佐川先輩とも再会を果たし、僕の曲のビッグバンド楽譜もあるし、オーケストラ譜面も有るので吹奏楽でもやってもらえてたらと妄想は膨らんでゆくのであった。(笑)
さて昨日は、横浜関内イライザという洒落たお店で、菊地康正サックス、フルート道場発表会セッションであった。参加者は生徒15名にギャラリー、スタッフ入れて30名のこじんまりした会だったが、中身はぎゅっと詰まった充実の会であった。
初心者の皆さんの、「お願いだから、ずれないで最後まで吹ききって!」という心臓に悪い、祈るような場面から、何年も通って才能が開花してきている素晴らしい沢山の生徒さんたちのいい音を聞いて励まされ、また司会、会計、演奏と頑張ってくれた久保崎泰隆(as)始め、熊川 暢子(as)、片岡健二(ts)の3人の師範代が音楽レベルも人間性も成長してくれているのが何より嬉しい。
また、ゲスト歌手の稲里ひろみは、生徒の演奏するスタンダードナンバーを歌で追いかけるという趣向。本当はういう曲だったんだ!と言うのがわかり、また場が華やかになってとても良かった。感謝です。
詳しいコメントは記憶の薄れない内にアップロード予定。富山県から前日のレッスン、吹奏楽のコンサート、発表会と付き合ってくれた中谷君、千葉教室から参加の小泉さん、群馬教室から参加の江尻さんもご苦労様でした。出口 誠(p)、菅原正宣(b)、百瀬大樹(drs)の各氏にも感謝の気持ちを表したい。
打ち上げでは、僕の「師範代が皆音が太くクリエイテブに吹き、家族のようだ。まるで菊地一家だよね?」の発言に一部「菊地先生が・・・一家というと、まるでゴッドファーザーのガンビーノ一家みたいになるから・・」発言には受けました。人相は嘘がつけない?(笑)女子生徒の皆さんには、沢山の義理チョコ有り難うございました。美味しかった。
さて、今日ネットで見つけた話し。必ず泣きますという前振りに、まさかね?と思っていたけど、やはり泣いてしまいました。(笑)準備して(何を?)お読み下さい。感謝は全てを解決する。
人生のどんな問題も解決する知恵
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