
ランランは、中国人のクラシックの若手ピアニスト。どうして知ったかというと(笑)、歯医者の待合室で、何気なく見た雑誌に、北京オリンピックの時にピアノを弾いていた若者?という記事で思い出した。
北京バイオリンという中国のドラマがあったが、やはり父親が息子の才能に惚れ込んで(賭けて)世界的バイオリニストに育てるために尽力するストーリーだったが、彼も普通の家庭で親の協力もありとにかく練習、練習でうまくなった人らしい。
10代で才能を認められて渡米、とにかく毎日7−8時間の練習を重ねてイヤにならないのは音楽が心底好きだからだろうな。10代の頃日本で開催されたチャイコフスキーコンクールでも優勝しているとか・・
面白いのが彼のチャンスのつかみ方だ。有名なクラシック界のエージェントに出会ったとき、有名なレパートリーが全て弾けた。バッハ、モーツァルトに始まり、ショパン、ラフマニノフと弾けるか?と言われた曲を弾くのに3時間位かけて弾いて見せたという。そして、エージェントのリストに載った彼にチャンスが巡ってきた。有名ピアニストと、有名オーケストラの共演の日にピアニストが倒れたため代役が回ってきたのだ。
実力はあって後は世間に認められるチャンスだけが必要だった彼は、若くして世に認められてゆく。今や中国の国民的スターだ。
DVD2枚、CD4枚買って聞いてみているが、正直素晴らしい。ジャズとかクラシックとかジャンルを越えて本物の持つ圧倒的なリズム、歌心、テクニック。DVDではその若きバーチュオーソの、オーバーアクションかなとも思われるそのピアノの弾き方はジャズピアニストかと思わせる一級のスィング、グルーブに溢れている。彼のサイトを見たら、ハービーハンコックが、ランランの演奏にショックを受けて、共演を申込み、グラミー賞の当日共演を果たしたとか・・
しばらく飽きないで楽しめそうだ。お勧めはラフマニノフのコンチェルトである。
ランラン公式:
http://www.langlang.com/
紹介ページ:
http://www.universal-music.co.jp/classics/artist/langlang/langlang.html
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テナーサックスのマウスピースがまた調子悪く、買い換えた。同じくニューヨークモデル9★無し。
マウスピースの中の形状は同じ番号でも微妙に違うので、それに合うリードの調整をしているが、やり方はすぐ見えた。オーボエ吹きは練習時間の半分はリード削りに費やすと言うが、私も長年の経験で、新たらしいマウスピースに合うリードの調整法は会得している。コツは荒い目の耐水布ヤスリを使って有る場所を削るのだが、興味のある人はお問い合わせ下さい(笑)。新たらしいマウスピースは、どんないい音が出るだろうと期待がふくらむものだ。
フルートの音が変わってきた。もちろん吹き方も進化していると思うが、反射板として付けている水晶板(金の台座)が高価だったのだが、水晶の透明な音、そして反応の早さ同じフルートなのに、水晶板を入れると早く音が出る気がするのが不思議。そして宝石付きクラウン(ヘッド)は、大阪のアトリエモモの河村さんの作品。これも良く響かせてくれるのだが、驚いているのは、水晶板が育ってきていること。
水晶板は音が育ちますよ!と新潟のフルート製作者の柳沢さんには言われていたが、本当に音が育って来たのには正直驚いた。フルートを吹くのが楽しくてたまらない!!!毎日ワクワクだ。

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