
先週は、有る知り合いの人とのおつき合いで、身延山(山梨県)へ登山。鎌倉時代に、日蓮が開山した山に詣でる。
信者ではないが、南無妙方蓮華経と唱えつつ、ご先祖様の供養も兼ねて、充実の二日間である。
二日間とも、南無妙法蓮華経と書いた上着を着て、神妙な気持ちでお参りさせてもらったが、一日目は、急な石段を登り、お寺を見学、二日目は、朝三時に起床、真っ暗な内から、標高9百数十メートルの山頂を目指す。総勢400名ほどの集団で、それこそ幼児から、70歳代と思われるご婦人までいらっしゃるので、多少疲れたと弱音を吐くわけには行かない。
あまりにも単調な、登りの行程に飽きては来るので(笑)、南無妙法蓮華経というお題目を、完全4度でハモって見たり、5度は?増4度は?と工夫してみる(笑)。単に登るのは、つまらないので、マイケルジャクソンの、ムーンウオークは?とトライするが、数歩で挫折!(当たり前か?)
休憩には、手に持った杖で、おもり、秤、やり投げなどで気分転換も図るが、後半の急な山道は、数百年前の昔の人も、こうして、お参りし、先祖の供養をしていてかと思うと、深い感動も感じる。山頂のお寺にも参内し、後半の下りが、膝が笑い始める。(笑)
そこで考えたのは、後ろ向きに歩いて下ること。これが意外と楽で、つま先をおろしたいわば女性のハイヒール状態から、逆の状態の足になるのが快適だった。小学生の男の子たちが真似を始める。あとで、これはちびまる子ちゃんのアィデアでもあったのがわかった。
山頂で頂いた美味しいみそ汁や、素晴らしい眺望、由緒有る立派なお寺と、数百年の歴史を感じた二日間であった。
そして、その後の、お手配(霊界の見えざる手が、この功徳により、この世界を、良い方向に導いてくれること)が着くというのが楽しみだったのだが、徐々に、それが着いてくる(笑)。
そうか、あの人や事は、感謝するべき人や事だったのだ・・と言うのが自然に見えて来るというか、まるで、山の上に立ち眺望が開けてくるがごとくである。明日目覚めたら、そうか今日まで生きてきた意味はこれだったのだ!とさらにお手配が着いていることだろう。南無妙法蓮華経!!

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