今日は、横浜で8人のレッスン、なぜかほとんどテナーだ。11時から8時まで連続だが、眠くもならず、通ってくる生徒達は、アマチュァながら皆本当に熱心だ。
最後の大学生レッスン生、テナーサックスの、U太君に誘われるままに、東横線沿いのあるジャムハウスに行ってみる。
アマチュァのたまり場と言うことで、ベース、ピアノ、ドラム、ギター、ボーカルなどの演奏者が、セッションを繰り広げている。
所々感心するプレイをする人もいるし、楽しい。ただアマチュァだから下手なのはしょうがないとして(うまい人もいる、また曲によってはうまかったりするのだが・・)、セッションのマナーを知らない人が多いのには閉口する。
一番びっくりしたのは、ギターがスロウバラッドでメロディを取っているときに、メロディをなぞっているピアニストだ。よく平気でメロディを取っていられると感心。もし自分だったら、そのピアニストには、頭からビールをかけているか、飛び膝蹴りが炸裂しているだろう。(笑)
ドラマーも、曲が始まると、目をつむって自分の世界だけで演奏している。これではコミュニケーションが取りようがないではないか、音を小さくしてくれとか、ブラシで叩いてくれとか、合図してやって欲しい事は沢山あるのだ。これで今までやって来たとすれば信じられないことだ。誰にも注意されなかった?レベルの低い奴らとしかやったことがないのだろう・・もっと上を目指さないと・・
大体ジャムセッションは何のためにやるのか?音楽が分かっている人が、未熟な人達にそれを伝えて、お互いに少しでも良い音楽をやっていくためではなかったのか?
ジャムセッションはリーダー、指導者の志の高さで、公開マスターベーション(自慰行為)の場所ともなり、人を幸せにする音楽の研鑽の場所ともなるのである。
ルートを決して弾かないベーシスト(笑)からも、「貴方はもしかしてプロですか?良くこんな場に来てくれて有り難うございます。」と言われたが、ベースは下手だけど、マナーは彼が一番良かった。(笑)
さて、ドラマーにも、ピアニストにも、以上の注意点はちゃんと伝えて帰ってきた。こういう事は、その場ですぐ言わないとね?もう会うことは無いかも知れないのだし・・
それを考えると、ドラマー、故日野モトヒコさんは偉大だった。どんな人にも歯に衣着せぬ、率直なアドバイス(こき下ろし)をしていた。何回会っても顔も名前も覚えてくれなかったけどね?(笑)
アマチュァピアニストの女性からも、どこかでやっていらっしゃるんですか?と言う質問も受けたが、ここが無名の悲しさか?色々なところで30年以上演奏活動してるんだけどねぃ?今年はもっと露出して有名になれるよう頑張りたいものだ。(笑)
でもU太君、セッション慣れして、見違えるように良くなっていた。悪いおじさん達のまねはしないで、音楽もマナーも良いものを身につけて欲しい。

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