さて大阪二日目は、いつもの常連生徒さんの他、新人がなんと一日に4人(名古屋を含む)という、菊地教室開講以来、初の快挙の日となった。まあ、ネットで見つけて、私の著書を見つけて、口コミで集まってきてくれているのだろうが、なんとも有り難い事である(笑)。
一人一人に、今までの音楽経験を問いかけて、そのレベルを確認し、やはりジャズ的な音を出したい、アドリブをしたいんだ・・と言う事を確認した後、呼吸法、ファットリップ奏法等の、説明、実践。レッスン後に、一様に、目から鱗が何十枚も落ちました・・という感想が出るのには、いつもながら愉快な気持ちになる。とにかく、レッスンし始めて、10分後には、今まで全く聞いた事がないような、これまでと異質な音が生徒のサックスから出始める瞬間は、一緒にびっくりして、その新鮮な驚きを生徒と共有するのだ。(笑)
この日の新人生徒、K 瀬さんのあと、常連生徒さん数名、そして今日初めてレッスン生になった M 村君が、後から来た新人F 沢さんに紹介すると、「素晴らしい先生ですよ!」といって感想を述べているのを聞くのは楽しい事だ。
お互いにこの感激を忘れないで成果を上げていきたいものだ!夕方には、大阪での全ての予定を終えると、新幹線で名古屋に移動。
名古屋教室では、T 花くん(30代)が、会場でもう待っている。初老の方と待っている若者を見て、親子連れかと思ったら(笑)、T 花くんと一緒に談笑していたのは、見学のK 原さん。私よりもだいぶ年上の恰幅の良い紳士だ。
シダックスは、全国チェーンで、内容もお店の同じなので安心できるのである。いつものようにレッスン開始。 T 花くんは、Y 中先生に数ヶ月習っていたとかで、有る程度の経験はあるようだ。マウスピースだけで、1オクターブ下げるデモンストレーションをかますと、T 花くんも出来るではないか!
うぬぬ!お主なかなかのものよのう・・それではこれでどうだ!と、更に6度下げ、そしてサブトーンで大音量、足で最低音を半音下げるなどの裏技も披露すると、K 原さんはあきれて開いた口がふさがらない様子、早速三重県から通学をする事になりましたとさ。めでたしめでたし(笑)。T 花くんの初レッスンも、充実の内容で終了。親子連れと別れると(笑)今度は、名古屋のライブ事情の視察開始。
覚王山の、名古屋有数のジャズクラブ・スターアイズ(現在交渉中)を訪問してみた。この日のライブは、植田ひとみ(vo)+西川麻子(p)加藤雅史(b)ONDOMONDO(ds)全員、知らない人たちだ。
最終セットをじっくり聞く事が出来た。皆さんだいぶベテランで内容もとてもしっかりしている。ピアノの西川麻子さん、とてもタッチが美しく、楽想も豊かな奏者。リズムセクションも安心して聞いていられる。ベースの加藤雅史さんが、見ているとどうしても、タレントのコロッケがベースを弾いているように見えてきて、困った。(笑)
さて、植田ひとみさんは、強いて言えば、ヘレンメリル系のハスキーボイスで、味のあるスイング感あふれる歌唱で、存分に楽しませてくれた。マスターにご紹介いただいて、少しお話しも出来た。大昔の華やかなりし頃のニューハード(かつて日本の最高のビッグバンドのひとつと言われたバンド)の専属だったと言う事もうかがった。ルックスも可愛らしい方だ。
思った以上に、素敵なお店で、気に入ったが、店主から「失礼ながら、貴方を存じ上げませんでした。」と言われて、内心「これからは、全国的に動いて営業していきますので、そういう事を言う地方のライブの店主を少なくしていきますよ!」(笑)
そこで、名古屋のライブ情報を見ていたら、古い記憶がよみがえってきたのだ。私の30代の頃、芸能界の仕事が忙しかった頃は、全国色々な都市で色々な店に出入りしていたのだ。名古屋では、ポンタさんに教えてもらって、ブラジル音楽の店、ゲイリー(パーカッション奏者)の「ウルバナ」がやっているではないか!
さっそく行ってみると、日曜日なので12時で終わり、お店は終わっていた。でもよくみると、姉妹店で、ソウルクラブのような店が有るようなので、そちらに行ってみた。
70年代ディスコのような雰囲気の店で、全員黒人のソウルバンドが、入っているようだ。めでたくゲイリーさんと再会して、シェイクハンド!ポンタや、ゲタオも遊びに来るんだよとの事。やはりね?ポンタさんとは最近再会したばかりだしね?ゲイリーさんもお元気そうで、お店も数件に広げ、演奏活動も頑張っている様子である。
バンドが、ファンク、ソウル系で、ボーカルが、マイケルジャクソン風の男性、スキンヘッドのアイザックヘイズみたいな野郎と(笑)女性の3人が歌う!歌う!
お客は、日本人女性、白人男女、黒人男女とあらゆる人種が揃っている。(笑)バンドが、何とか踊らせ続けようと、ロックンロールをやると、白人系には受けるねぃ?(笑)面白いのは、白人、東洋人、黒人と踊りを比較すると、様になってる順で、黒人→白人→東洋人・・となる。(笑)どうしてこうも筋肉の作りが違うのかね?
隣に座った、白人女性(それもかなりボディもメリハリがあり美人)が、彼氏(?)を誘惑しようとしてか、気分を盛り上げようとしてか、やたらくねくねと腰を動かして、セクシーダンスをするので、最初は、俺の存在を全く無視して俺に何の断りもなく(笑)隣で、いやらしい踊りをしやがって・・ともおもったが(笑)、ただでそういうダンスをそれも間近で見られるのも、考えようによっては悪くないかな?(笑)とも思い直したりして・・やはり昨日のブログではないが、自分は、根がエッチな人なのかもね?(笑)それにしても、その彼氏、興味のないそぶりだったな?一体どういう関係なんだろうあの二人は?と想像したりして・・(笑)ちなみにいまアルコールは入っておりませんよ。
参考になったのは、スキンヘッドのアイザックヘイズみたいな野郎のヒップな、ペイズリー柄のスパンコールのシャツだ。どこかでああいったシャツ探してみよう。マイケルジャクソン風野郎のベルトが、電光掲示板になっていて、何だろうとその文字を追っていたら「You're welcome!」だったのには笑った。アメリカ人特有の馬鹿馬鹿しさを感じた。

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