今晩は、菊地康正です(今日は実名)。昨日は、松戸にあるホワッツニューレコードのスタジオで、久々のリーダーアルバムの録音、第一日目。
このところ、オリジナル曲と、ある日本の曲を準備するために、ピアノ用のアレンジ譜をずっと作成していた。パソコンのやりすぎで以前手首に水がたまってしまったことがあったが、今回も、手首が少し痛い。大事な楽器の操作をする指に支障が出ないように、休ませなくては・・・今回、細かい和音の指定までして作った楽譜は、自作曲の「Spanish key」及びミーシャのヒット曲「Everything」である。
結論を先に言おう、思ったよりも良い仕上がりだ。今日と録音したのは、6曲。メンバーは、西直樹(p)、菅原正宣(b)、岡田 佳大(drs)のトリオに私だ。あまり詳しく感想を言ってしまうと楽しみが減ってしまうとも思うので、内容については楽しみにして置いて欲しい。
今日のメンバーで、他の二人も信頼するに足る、リズムマンだが、やはり、ピアノの西の突出したリズム感と演奏力、反応力には改めて、感心。日本が世界に誇れる才能の一人だという感を深くしたのだった。次回のセッションでお願いしているピアニスト・福田重男君も、違うタイプの非常に音の美しい、優秀なピアニストなので、非常に楽しみ。彼には、ビル・エバンスや、ミッシェル・ペトゥルチアーニなどのピアニストの曲、アントニオ・カルロス・ジョビンのボサノバの名曲に付き合ってもらう予定。(Wa--oh!!)
1.I hear a rapsody
2.Spanish key
3.Airgin
4.Everything
5.It might as well be spring
6.Just one of those things
さて、このところ、ジャズ倶楽部回りが続いている。一昨日は、録音前日にもかかわらず、大阪でいつもお世話になっている、ジャズオントップのママでボーカリストの清水ひろみさんと、ピアノの多田恵美子さんが新宿ダグに出演しているというので出かけたら、清水ひろみさんと親交のあるボーカリストのマホさんと遭遇!結局、清水ひろみさんのステージでは最後に一曲加わって吹かせてもらった。ご主人は営業上手であらせられるので、見渡すと、某レコード会社の名プロデューサーI氏とも数年ぶりに再会、評論家の先生たちも見えられていたようだった。やはり、上昇気流、運の開けている人のそばをうろついて、プラスのバイブレーションを浴びるのが、自分の開運にもいいと思われる。
今日は、レコーディングで、全精力を傾けて、演奏し、何回もたった今出した自分の音を聞くという作業
は嬉しくもあり、気持ちは高ぶっていく。自分でもいい音が取れたと思うので、ユカPと土谷君、マホさんが出ているという、新橋レッドペッパーというジャズクラブに顔を出してみた。皆和気藹々と演奏している。ご指名だったので、やはり何曲か演奏。今日の録音だけでも、自分でも色々発見があって、それを応用した演奏だった。具体的に言うと、更に構成、音の強弱に配慮したメロディの構築と言うことだろう・・
人生は楽しい。(笑)

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