「KOSE ラテントリオ+灯露美/松戸リベルテライブ」
音楽エッセイ
松戸のリベルテは、毎年登場で、今年は4回目かな?旧友土谷君のお陰で、いつも楽しく演奏しています。前回は、福田重男のピアノ、その前は、野田ユカ女史のピアノだったと思うが、今回は、愛川 聡(gt)、Rinda ☆(perc)に、灯露美(vo)の布陣で演奏。ここの写真がアップされています。
http://liberte2.hp.infoseek.co.jp/20070317.htm
自由ヶ丘ラリューで誕生したこのメンバーだが、ザ・フルート別冊の録音で、浅草のソウルトレーン、そして松戸リベルテと徐々に紹介を続けているが、シンプルな編成なのに、カラフルで、厚みのあるサウンドに、初めて聞く人が皆喜んで、驚いてくれるのが嬉しい。また、独特の味わいの灯露美嬢の歌声も快調。このメンツで、旅に出たら楽しいだろう。
ショーロ、ボサノバ、スタンダード、オリジナルの数々を演奏して楽しい一夜でした。ほぼ満席でしたが、足の踏み場もなかった前回と違って、マスターの自慢のコーヒーと、おいしいカレーも味わうことが出来て満足でした。
お客様からの、Rinda ☆と僕は親子ですか?と言う質問も笑えた。全くの他人だけど、年格好から言ったら、パパとママと、長男長女みたいなバンドではあるなぁ(笑)。プライベートでは、二人の息子も独立して、自分も独身になった今、無意識に、疑似家族を求めているのかとも思ったりして・・(マサカネ?)
買い換えたフルート、ミヤザワレガシーは、快調で、柔らかい金のサウンドが新鮮で、演奏していて楽しい。テナー用マウスピースも、実はオットーリンク9,ニューヨークモデルを新調して、というのは、5年間使ったオットーリンク10が、すり減って、寿命が来たので・・演奏したが、幾分音が鋭くなった感じで他は、全く問題ないようだ。聞きに来ている人には一切解らない事だが、やはり、楽器やマウスピースを新調するというのは、いつも、新たらしい可能性をこれから探る楽しみを感じさせてくれる。
帰りは、長い電車の道中、愛川君と、半年前のライブのDVDを見ながら帰ったが(ポータブルDVDプレーヤーを入手したのだ)、音楽はいつも生き物で、半年も経つと考えていることや、手法が変化しているので、全く客観的に別人として自分を観察できるのが楽しい。けっこうやるじゃん、コイツ(過去の自分)てなかんじで(笑)。愛川君の新作アルバムも頂いたのでこれから聞くのが楽しみだ。

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