花束ありがとうございました。
5日に、長年お世話になっていた調剤薬局を退職しました。
実は、私、鍼灸治療室の傍ら、水、木、金の午後は、大学病院の門前薬局で、薬剤師をしていました。
医療の現場で得られる情報は常に新しくて、変化に富んで、膨大でした。
様々な疾患を持って生活されている方とお話する機会も多く、貴重な経験でした。
今まで、仕事帰りに皆と行っていた薬剤師会や大学病院の勉強会には、できるだけ行くつもりですから、そのときには薬局の皆さんお会いしましょうね〜
最近、なまけていたe−ラーニングもやらなくては、10月が認定薬剤師の更新です。
せっかくですから、
保険調剤薬剤師のお仕事の内容を、思いつくままに、ご紹介することにします。
病院で待つことは本当に疲れますし、大変です、できるだけ、お待たせしないように薬剤師は工夫して頑張っています。
たまに、「○分のバスに乗るから、はやくして!」とか、「遅い!!」とか言われるのですが、無理なこともあるのです。
一生懸命こんなことをやってます。
病院から渡された処方箋を受け付けて、その処方箋が、本物か、有効期限(4日)内のものか、年齢、性別、処方内容に、目を光らせます。
用量、服用期間などは大丈夫?
乳幼児や抗がん剤の場合などは、用量が適正か計算するために、体重、身長などもお聞きします。
薬局で作成しているその方の薬歴簿やお薬手帳、問診から、既に飲んでいる薬、過去に副作用の疑われた薬、既往症、などの情報を得て、服用するには注意が必要、禁忌、重複服用などをみつけます。
また、薬歴簿から、処方薬の種類や服用量の変更、処方間隔などもわかるので、
ご本人が、処方内容の変更を医師から聴いているかも確認します。
処方どおりに服用できるか、錠剤、カプセルをちゃんと嚥下できるか、時には、ご本人に確認したりして、
処方箋に一包化(one dose pack)や粉砕の指示があるか、
その薬剤の性質は粉砕や一包化調剤をしていいものかどうか、などチェックします。
そして、必要なものは、処方医師に疑義照会をします。
薬剤師が、処方内容を変えることは出来ません!
(大学病院の場合は、薬剤部へFAXするシステムでした)
病院への疑義照会は、特別なことではなくて、毎日、数回あります。
念には念を入れて、
それから、調剤です。
調剤の内容によっては、手分けしてかかっても、1時間ほどかかるものもあります。
調剤→監査→投薬と3名の薬剤師がかかわって、お薬を患者さんにお渡しします。
お薬をお渡しするときには、数の確認、
お薬の副作用を含めた説明、飲み方、使い方などから、前回から服用しているお薬の効果や、副作用の初期症状が出ていないかを、患者さんのご様子や会話の中で確認しています。
最後に患者さんにお渡しした薬剤師が、薬歴簿を作成します。
このとき、説明不足に気付いたら、患者さんにお電話などしています。
仕事の後、勉強会等があります。
今日は、つい、長くなってしまいました〜
最後に、薬局の問診表は、詳しくかかれることをお勧めいたします。