昨日は、東洋はリ医学会7月の本部例会で、神保町へ行ってきました。
経絡治療実践講座もリュウマチの3回目にはいり、
江戸時代の書、鍼灸重宝記の柳下会長の解説も各論にはいりました。
この解説書が書かれた江戸時代には、
鍼灸術が整形外科的疾患ばかりではなく、内科的、精神的疾患にまで、日常的に幅広く使われていたことがわかります。
午後の外来講師講演は、「気の病と血の病について、」福澤素子先生でした。
先生の漢方薬治療も鍼灸術と同じ 四診法「望診、聞診、問診、切診(腹診、脈診)」を使われていて、特に腹診を重視されているとのお話でした。
東洋はり医学会の経絡治療は、脈診を、鍼の効果の確認にも使うのが特徴です。
ですから、鍼をするたびに、何度も脈を診ているのですよ。
漢方薬も鍼灸術も同じく、「心身一如」を特徴としていて、
一人一人の心を大切に扱う医学だと思いました。