雑誌「看護診断」VOl24.No1 の資料を読んでいたところ、
看護計画に看護診断を記載している施設のうち、
使用されている看護診断は、
・NANDA-Iが53.9%
・ゴードンの看護診断が2.7%
・カルペニートの看護診断が2.6%
とありました。
みなさーん、ゴードンの看護診断やカルペニートの看護診断というものはありません。先生方の書籍はNANDA-I看護診断の解説書です。米国看護師協会に公認されている標準用語は、NANDA-I看護診断です。
この資料によると、
使用されている情報収集・アセスメントの枠踏みは
・NANDA-Iの13領域が44.1%
・ゴードンの11領域が24.8%
・ヘンダーソンのが11.1%
・オレムが0.5%
・ロイが0.3%
ぎょぎょぎょ!
13領域はアセスメントの枠組みではありません。
あくまでも、看護診断を分類するための枠組みです。
アセスメントには、エビデンスのある枠組みを使いましょう!
とNANDAで学会声明まで出しているのに・・・愕然です。
たしかに、13領域はゴードンの機能的健康パターンを土台に作られた枠組みですが、アセスメントの項目をNANDA-Iは提供してはいません。機能的健康パターンから適当に項目を使っているとしたら、著作権侵害の危険があります。