2009/10/28

写真。  思い出

仕事で使うので、
ここ数年の写真を、
ながめてた。

昨日のようでもあり、
遠い過去のようでもあり、
夢のような日々でもあり、
夢の中のようでもあり。

数年後、また、今をこんなふうに眺めるのかな。
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2009/7/21

場所。  思い出

時の流れとともに、
少しずつ。

高校の時、好きだった喫茶店はもうないし、
二人で歩いて渡った橋は架け替えられた。

そうやって、思い出は心の中だけに、
色を写して、
やがて深いセピア色に変わる。

楽しかった時間も、
場所も。
笑顔も、言葉も。

また一つ。
思い出の場所に変わる。
ひとつひとつ、
みんなの言葉、笑顔、仕草、
いろんなこと、まだしっかり覚えてるのに。
昨日のことのように、
目の前に取り出せるのに。
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2009/1/31

ひとつひとつ。  思い出

あの頃の夢は、
ひとつずつ、
かなえていくからね。

きっと、
ひとりで、
これからも
ずっと、
歩いていくからね。

過ぎた時間は、
少しずつ、
物語にかえていこう。
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2008/11/20

忘れもの。  思い出

あの夏、
一緒に過ごした、
みんなは元気でしょうか。
いつでも会える人、
そばにいても会えない人、
連絡を絶った人。
もう二度と会えない人。


家族のように、大切に、
思っていても、
それぞれの道を歩き出したから、
遠く離れていくばかりで、
もうあんなふうに笑えない。

どこかでがんばっていればいいよ、
なんて…男の子は強いね。

一生のうちの一瞬。
一緒に過ごしただけ。
また、いつか、
会うことはあっても、
もう同じ時間を過ごすことはない。

私も男の子だったらよかった。
そしたら、
いつまでも思い出の中にはいない。

またねって笑って、
自分の道を歩いていけたのに。

私だけ、忘れ物みたいに、ここにいるの。
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2008/10/10

父の日。  思い出

おとうさん、ありがとう。
父の日、何回あったっけ?
何回、ありがとうを言えたかな。
あの年から、
今日が私の「父の日」。

13回忌。
今年も行かれなくてごめんね。

真っ青な秋晴れの日に、
天国に還っていった。
いつも怒られてばかりだったけど、
思い出すのは、
下がった目尻とえくぼ。
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2008/7/15

赤い鳥居。  思い出

砂利道で、はっぱがいっぱい落ちてて、
おじいちゃんが掃き掃除をしてた。
道のはじっこは湧き水の通り道。

歩いてると、夏は毛虫が降ってくるの。

薄暗い山の上には、赤い鳥居が小さく見えて、
100まで数えられるようになったとき、
石段を登ってみたけど、
100以上あって、わからなくなった。

きれいに整備されて、
神様、うれしいかな?

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2008/7/15

ただいま。  思い出

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車の音、
電車の音、
風の音、
蝉の声、
鳥の声、
犬の鳴き声、
鶏の声、

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空にふたをしたみたいに、
蒸し暑い夏。
風が吹いて、
大きく木が揺れて、
ザワザワ。

ただいま。
町は変わったけど、
たぶん、
小さかった私を見てたでしょ。

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2007/7/7

たなばた  思い出

今日は、会える?
昼間は晴れるのに、
夜は雨が降ることが多いでしょ。

催涙雨。

一年に一度。
この日を待ち続けて、
雨が降ったら会えない。

二人の罪は、
何千年経てば、
許されるの?

永遠に許されないの?

一緒にいることだけが
幸せなのが、
そんなに悪いことなの?

今日は、曇り空。
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2007/6/12

しつけ。  思い出

お食事前のごあいさつ。
「ののさま、おとうさま、おかあさま、きょうもいちにちありがとうございます。いただきます」

一段低い位置で、
指先をついて
「おとうさん、おかあさん、おはようございます」
両手を揃えてふすまを閉める。
上手にできないとやり直し。
お父さんの前を横切ったり、
お父さんより上の場所を通るのはダメ。
どうしてもの時は、「失礼します」という。

しつけは大切だけど、
役に立ってるのかなあ…。
今でもお食事前には手を合わせるけど。

幼稚園時代は「ののさま」だったけど、
小中学校時代は「天にまします我らの父よ」だった。
それってどうなの?
東西の文化が融合した日本家庭って感じ?
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2007/2/5

ドーナッツ  思い出

「まんなかがたべられない、たべものなーんだ」

3歳の時に買ってもらったぬりえ。
1ページめがこのクイズ。
実線で描いた円の中に、
点線で少し小さめの円がかいてある。

答えがどうしてもわからなくて、
次のページをめくったら、
「こたえ どーなっつ」

ぬりえなんだけど、
この点線で描かれたものをどこまで塗ればいいのかわかんない。
それよりも、ドーナッツってまんなか食べちゃいけないの?
なんで食べちゃいけないの?

父と母が笑いながら
「まんなかは毒が塗ってあるから食べられないんだよ」

そうなのか。
そういえば、苦いような気がする。
食べたら死んじゃうんだ。

でも、まんなかって
どこのこと?
ドーナッツは丸いから、
内側のほうかもしれない。
でももしかしたら、
芯のほうかもしれない。
そう思ったらおそろしくて、食べられない。
でも、甘くておいしい。

「毒なんて入ってないよ」
と母が作ってくれた。

まんなかが食べられないドーナッツを作る母が、
とても恐ろしい魔女に見えた。

結局、このあと、何年もドーナッツは食べられなかったんだよね。


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