2006/3/8

どぶのふた、用水路。  思い出

側溝のふた。古いやつ。
知ってる?
手を入れて持ち上げるためか、隙間があって。
けっこう厚みがあって、重たいやつ。
あれね、隙間のところが、
穴みたいに見えるでしょ。
小さい頃、この穴と私の足と、どちらが大きいのかなあって。
いつも気になって、いろんなところで試したの。
大きいのもあれば、小さいのもあって。
きれいにならんでないのは、ずれてて気持ち悪くて。

足、当ててみて、小さいとちょっとつまんない。
大きいと落ちて、汚れて、怒られちゃう。
ちょうどいいの見つけると嬉しくて、
ずっとそこにはまっていたくて、
そのうち抜けなくなって
「おかーさーん、痛いようっ」
エナメルの赤い靴、お出かけ前に汚しちゃって、
「あんたは、長靴はいてなさいっ」

小学校に入っても。
通学路のはじっこに、小さい川が流れてて、
この川の幅と私の足、どっちが大きいのかなあ…なんて。
自然のままの、幅がそろってない川だから、
測る場所によって違っておもしろいの。
落ちないように慎重に。
でも、いつもぐちゃぐちゃ。
気持ちわるーい。
そのうち飛び越えて遊べるようになって、
友達と、毎日。
「あ、また落ちた」
「なんで普通にまたげないの〜?」

…だって足が向こう岸に届く前に勝手に下に足おろしちゃうんだもん。
だから、黄色い長靴。
歩きにくいから、好きじゃなかった。
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