2006/7/28
流星群。
ペルセウス
たくさんの星が流れるなら、
ずっと祈ったら、
ひとつぐらい届くかもしれない。
叶えてくれるの?
0
たくさんの星が流れるなら、
ずっと祈ったら、
ひとつぐらい届くかもしれない。
叶えてくれるの?

2006/7/28
荷物。
背負いきれない荷物を、
ここでそっとおろそう。
もう背負って、遠い道、歩く必要はないよ。
ここでずっと抱きしめていよう。
重たくなって、持てなくなって、
誰かと一緒に持って、このまま歩いていけたら、
なんてことも思ってみたけど、
この荷物はきっと持っていっちゃいけない。
ここで、私が大切に預かるから、
全部置いていっていいよ。
雨に溶けて、
空に帰るまで、
抱きしめているから。
0
ここでそっとおろそう。
もう背負って、遠い道、歩く必要はないよ。
ここでずっと抱きしめていよう。
重たくなって、持てなくなって、
誰かと一緒に持って、このまま歩いていけたら、
なんてことも思ってみたけど、
この荷物はきっと持っていっちゃいけない。
ここで、私が大切に預かるから、
全部置いていっていいよ。
雨に溶けて、
空に帰るまで、
抱きしめているから。

2006/7/24
雨の日、朝
少しずつ、少しずつ、
底なし沼に落ちていくような。
足がつかない。
息ができない。
時間をかけてゆっくりと落ちていくのに、
季節の通り過ぎるのは早くて。
私はここで、
立ち止まったまま、
過ぎていく季節を眺めてる。
深い闇に飲まれるまで。
雨の朝、
湿った空気が
重たい。
0
底なし沼に落ちていくような。
足がつかない。
息ができない。
時間をかけてゆっくりと落ちていくのに、
季節の通り過ぎるのは早くて。
私はここで、
立ち止まったまま、
過ぎていく季節を眺めてる。
深い闇に飲まれるまで。
雨の朝、
湿った空気が
重たい。

2006/7/22
ここにいる
何か書かないと、
押しつぶされそう。
消えそう。
壊れそう。
私は、ここにいるの。
私を守ってくれるはずの、
壁に、隙間。
入ってこないで。
早く、直さなきゃ。
崩れないうちに。
…怖い。
0
押しつぶされそう。
消えそう。
壊れそう。
私は、ここにいるの。
私を守ってくれるはずの、
壁に、隙間。
入ってこないで。
早く、直さなきゃ。
崩れないうちに。
…怖い。

2006/7/22
物語
自分の人生はひとつの物語。
そこに何人の人が出てくるの?
どの人が重要人物で、
どんな話を展開していくの?
生まれる前に、作ってきたシナリオに、
どのくらい修正を加えているのか、
のぞいてみたい。
地球上にこれだけの人がいて、
これだけの人生がぶつかりあって、
からみあって、
自分の物語の登場人物は、
別の物語では主役になっていたりするんだから、
たまには登場人物として予定されていない人にも
出会っていたりするのかもしれない。
赤い糸も太いのやら、細いのやら、
いろいろあるのかもしれない。
あとから染められたものもあるのかもしれない。
でもね、きっと、
どんな出逢い方をしても、どんな別れ方をしても、
自分の人生に大きく影響を与える人は、
ずっとずっと前から出会う約束をしていた、重要人物。
そんな人とはいろんなところでつながってて、
約束を確信できる。
まったくつながりが見えないのに、影響力があって、
大きく人生に関わってくる人は、
それはきっと、主人公に知られてはいけない、
一番重要なヒミツなの。
わざと隠されているみたいに。
見えそうで見えない。
心の中になにかを感じても。
0
そこに何人の人が出てくるの?
どの人が重要人物で、
どんな話を展開していくの?
生まれる前に、作ってきたシナリオに、
どのくらい修正を加えているのか、
のぞいてみたい。
地球上にこれだけの人がいて、
これだけの人生がぶつかりあって、
からみあって、
自分の物語の登場人物は、
別の物語では主役になっていたりするんだから、
たまには登場人物として予定されていない人にも
出会っていたりするのかもしれない。
赤い糸も太いのやら、細いのやら、
いろいろあるのかもしれない。
あとから染められたものもあるのかもしれない。
でもね、きっと、
どんな出逢い方をしても、どんな別れ方をしても、
自分の人生に大きく影響を与える人は、
ずっとずっと前から出会う約束をしていた、重要人物。
そんな人とはいろんなところでつながってて、
約束を確信できる。
まったくつながりが見えないのに、影響力があって、
大きく人生に関わってくる人は、
それはきっと、主人公に知られてはいけない、
一番重要なヒミツなの。
わざと隠されているみたいに。
見えそうで見えない。
心の中になにかを感じても。

2006/7/21
雑草
なんのために生まれて、
だれのために生きるの
ブルーの紙に描かれた
水墨画の空が動く
小さな花を咲かせても
届かない
いらない
雑草
咲かせた小さな花
誰も気付かない
薔薇の木の下
葉の間からのぞく光に
背伸びしても
空の温度は
届かない
土の温もりが
育てても
誰も幸せにできない
いらない
雑草
0
だれのために生きるの
ブルーの紙に描かれた
水墨画の空が動く
小さな花を咲かせても
届かない
いらない
雑草
咲かせた小さな花
誰も気付かない
薔薇の木の下
葉の間からのぞく光に
背伸びしても
空の温度は
届かない
土の温もりが
育てても
誰も幸せにできない
いらない
雑草

2006/7/19
毒
一本の矢が、刺さって、
そこから、毒がひろがる。
じわじわ、からだじゅうに
めぐる、毒は、
顔を曇らせ、
言葉を汚し、
心を汚す。
この雨は、毒を流すことができるの?
憧れてた、あたたかい、春の陽射しに帰りたい。
0
そこから、毒がひろがる。
じわじわ、からだじゅうに
めぐる、毒は、
顔を曇らせ、
言葉を汚し、
心を汚す。
この雨は、毒を流すことができるの?
憧れてた、あたたかい、春の陽射しに帰りたい。

2006/7/16
一粒。
水たまりに落ちる雨の粒。
一瞬、水の輪が広がって、
水面をゆらしても、
それは、小さな輪。
水たまり全体をゆらすことはないのに、
そんな一粒、一粒が
確実に水たまりを広げてく。
空気の粒に帰っていくことがなかったら、
どんどん広がって、
溢れた水はどこへ行くの?
0
一瞬、水の輪が広がって、
水面をゆらしても、
それは、小さな輪。
水たまり全体をゆらすことはないのに、
そんな一粒、一粒が
確実に水たまりを広げてく。
空気の粒に帰っていくことがなかったら、
どんどん広がって、
溢れた水はどこへ行くの?

2006/7/16
想い
うぐいすの、声が、朝からずっと聞こえる。
よくこぶしがまわるようになって、
とてもきれい。
風が冷たい…とか。
雨のにおい…とか。
昨日の夜のこと…とか。
楽しくて笑っていたような、
寂しくて泣いていたような、
いろんな想いが、
浮かんでは消え、
いま、考えていることが、
何かなんていうこともわからなくて。
0
よくこぶしがまわるようになって、
とてもきれい。
風が冷たい…とか。
雨のにおい…とか。
昨日の夜のこと…とか。
楽しくて笑っていたような、
寂しくて泣いていたような、
いろんな想いが、
浮かんでは消え、
いま、考えていることが、
何かなんていうこともわからなくて。

2006/7/14
悲しい、空。

政治のことや、戦争のことや、
そんなの、わからない。

あの日の空は朝焼けではなく。
今思えばかなり北側の空だったことも、
変だとは思いつつ…。
ただ真っ赤に染まってきれいとしか思わなかった。

この空を忘れないで。
空が怒りで燃えているようでしょう。
