仏教の「縁起」の思想は、一人ひとりが世界を変え、一瞬一瞬の行動が未来を変えていくと説きます。平和・人権・環境にかかわる活動を通し、足元から、そして現場主義をモットーに、言いたいことを言わせていただきます。
2009/7/28
農大二高が群馬県予選を制し代表に決まった。墨田ポニーの卒業生が二人、そのメンバーに入っている。投手の松本大輝と内野手の川端栞海。二人とも控えではあるが、親元を離れての寮生活、強豪校でのベンチ入りは天晴れだ。
大輝は、中学生の頃、とくに一・二年生のころは私が練習をのぞきに行くたんびに、故障とやらで一人別メニューや、グランド整備の裏方仕事をしていた。ずいぶん長くボールを握れない時期もあった。それがポニー(中学)最後の夏の大会ではエースナンバーをつけ、全国大会ベスト8の立役者となり、その好投ぶりはメディアでも紹介された。だから私は、故障で長く練習できない選手に対し、大輝のことを話して励ましている。
栞海は元気のいい三塁手。ポニーでは、志願を含め集中ノックの対象となり、ボロボロになっている姿をよく見かけた。今大会では3塁コーチとして頑張っているようだ。今年は弟が墨田ポニーの一年生に入って来た。
現在高3のうちの長男の同期http://sky.geocities.jp/sumidapony/obmenbers.htmは、7人が高校でも野球を続け、今年その全員が、それぞれの“最後の夏”を迎えた。秀丸が主将をつとめる渋谷幕張は初戦であっけなく敗退してしまった。安田学園の大桃一輝はなかなかレギュラーになれないと言われていたが、最後は正捕手としてマスクをかぶり、4回戦で雪谷に敗れた。東京学館浦安の大里拓人はベンチ入りを果たし、開会式で会えることを楽しみにしていたが、学校がインフルエンザで、1級下の杉中のいる八千代松陰と2校が開会式を辞退した。小学校の頃から息子と一緒に練習していた横尾康成は、一般受験で進んだ駒大高校で、壁を破ることは難しかったが最後までやり抜いた。同期で今年最も活躍したのは国学院久我山の2番セカンドで西東京の準々決勝まで進んだ藤原義大だ。そして農大二高の二人が甲子園へ。
墨田ポニーとしては、昨年の関東一高の玉井、坂巻に続いて2年連続で二人が甲子園出場を果たすことになる。「墨田ポニー出身者が二人ベンチにいると甲子園に行ける」というジンクスができるのではないか(笑)。そうだとすると、再来年の足立学園に期待がかかる。
野球は長く続ければ続けるほど、すばらしい経験が積み重なっていく。そのことを知っている少年野球の指導者は、技術だけでなく気持ちの持ち方や、挨拶や人との接し方に対してもしっかり身につけてほしいと願っている。彼らが熱くなるのは、一人一人がこの夏のドラマの主役になってほしいからだ。
そんな思いが伝わってくる、私の友人でいつの間にか墨田ポニーのコーチにはまり込んでしまったM氏のブログを紹介したい。
http://blogs.yahoo.co.jp/gckft383/

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