昨日は、原子力行政を問い直す宗教者の会のメンバーから四国の仏教者・キリスト者に呼びかけ、道後温泉の札所石手寺で会合を持ち、今日は地元の市民団体の人の案内で伊方原発とその周辺を視察。
津波どころか高波でも水を被りそうな高さに立地していることもショックだったが、もしも事故が起きた場合、細長い半島の付け根にある原発の、その先に住む5千人の住民の安全と生活を守ることの困難さを実感。
簡単に手でポロポロと割れるような薄くて脆い緑食片岩の地層が傾斜しているのは、明らかに横に力の加わる地質境界であり、実際に近くの道路がひび割れ、海側にくずれかけているため、その道路トンネルごと廃止して新たな道路をつくった現場も見ました。
そこまでして原発を再稼働させようとしているこの国の理不尽さ、国民の無関心さ、というか正義と倫理が崩壊した現実に、宗教者としてどう向き合うか、あらためて考えさせられています。

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