北出精肉店は、大阪府貝塚市の住宅地で牛を育て、自ら屠畜し、解体、精肉、販売まで手掛ける精肉店です。
映画は、江戸時代から数えること実に7代100年以上、代々受け継がれてきた牛の解体と、地域に根差した一家の生活を追っていきます。
肉だけでなく、内臓もきれいに加工処理し、皮はだんじり祭りの太鼓へと、一片も無駄にすることなく、いのちを受け渡すことを生業としてきた生活。
いのちを食べて、いのちは生きる。
温かく、そしてすがすがしい気持ちになるドキュメンタリー映画です。
この映画を撮るために、1年半もの間、精肉店の近くに居を構え、地域の生活に密着して撮影した纐纈(はなぶさ)あや監督と、「タネ」というひとつのいのちを繋ぐ大切さを訴える環境活動家・岡本よりたか氏を迎えた上映会&トークイベントです。

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