仏教の「縁起」の思想は、一人ひとりが世界を変え、一瞬一瞬の行動が未来を変えていくと説きます。平和・人権・環境にかかわる活動を通し、足元から、そして現場主義をモットーに、言いたいことを言わせていただきます。
2009/11/14
わが盟友、田中優とこの10日に着工した見樹院の設計を担当する相根さんが、明日15日に出演する企画の案内です。私は行けませんが、ぜひお勧めのイベントです。
以下、田中優のメルマガから転載します。□◆ 田中 優 より ◇■□■□◆◇◆◇■□■□
精神が活性化されるとき、たいていは自然の中にいる。大自然の中にいるとき、自分の小ささがぼくを自由にする。ごみくずのような小さな存在だからこそ、自由に生きていいと思う。しかしその世界は目に見えない汚染で蝕ばまれ、気づかれにくい形で自然と人との共生が崩れつつある。フェイクの自然、フェイクのつながり。旅の車窓で、誰かが窓の外のダムの水を見て、「きれいな色ね」と話していた。桜島に向かうフェリーの中、隣にいた客の「紅葉がきれいね」という声が聞こえた。いや、ダムの水の色は水が腐った色だ。桜島は松は松枯れで赤茶けているのだ。紅葉じゃない。
人々の感性を回復させるには、元の自然、人と自然の関係から直すしかない。木の性格を読み、気候と風土に合った利用法を考えるつながりが必要だ。ある山の人は木の気持ちがわかるという。話しかける人もいる。感性は自然との関係で作り上げられていくものではないのか。天然住宅はそんな試みのひとつだ。
11/15夜、新宿Naked LOFTで、健康を害さず、本物の住宅を建築してきた「天然住宅」代表の相根昭典氏と対談する。そのときにコラボする音楽家は、世界のほうがその名を知っているトランペッター、近藤等則氏だ。本物の音を聞き、本物の森を作る建築の話に耳を傾けてほしい。
「天然住宅」
http://tennen.org/
http://tennenjutaku.seesaa.net/article/131372164.html
HOME of 地球を吹く In Japan 近藤等則
http://www.b-t-earth.jp/

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