
昨晩、東京都北区の環境イベントで、田中優さんがアグネス・チャンさんと対談をしました。<
http://rainbow.gr.jp/kitaku/>
日本ユニセフ協会大使として、紛争や貧困にあえぐ地域を訪れているアグネスさんが、世界の子どもたちの問題を語り、優さんがその原因や構造を解き明かしながら、人々にそれぞれができることをしようと呼びかけました。アグネスさんは、初めてのボランティア活動で障害児施設を訪れた中学生のときの感動や、飢餓が大問題になった80年代のアフリカでの体験などを語ってくれました。次々と命を落としていく子どもたちを目の当りにしつつも、その子どもたちが精一杯の笑顔で応えてくれる感激を身振りや歌を交え、「人は悲しみや恐怖を受け入れるのには限度があるけれど、笑顔ややさしさはどんなにでも受け止められる」と言われたことはとても印象深い言葉でした。また、近年はイラクも訪問していますが、戦争が拡大している現在にあって、「日本の人は、本来、世界の中でもとても平和な人たちのはずだ」と何度も訴えていたことも心に残りました。二人の話の前に演じられた朗読劇『天の浮舟』も含め、一般の人々が対象にしてはかなりシリアスな内容でしたが、決して希望を諦めない、なかなかすばらしい催しでした。ぜひ江戸川でもやってほしいと思います。
それよりしかし、アグネスは私にとってはなんと言ってもかつてのアイドルでした。三人娘とか一つ下の中三トリオとか騒いでいる友人たちがたくさんいましたが、カワイさでも品格においてもアグネスが一番だったと思います。あれから30年以上経ったとは言え、初めてご本人を間近にして、学園祭ののど自慢で『ポケットいっぱいのひみつ』を演った自分がとても恥ずかしく思え、お話もできないボクでした。(写真は北区の区長さんをはさんで、優さんとアグネスさん)

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