今日は久しぶりの平日釣行で、前から気になっていた、金沢漁港忠彦丸さんの「沖のライトウィリー五目」に行ってきました。
状況によりで、解禁されたばかりのイサキも狙うみたいですね。
忠彦丸さんの受付には、6時少し前に到着しましたが、既に沖ウィリー船の場所取りの札は両大艫の2枚が取られており、人気の高さが伺えますね。
自分は意中の釣り座をキープ成功。昨晩の風予報で決めていた左舷のミヨシです。
やはり艫の人気は高いですね。スパンカーを張らないカカリ釣りとなれば、艫は揺れないし、コマセは効くし、一日通して絶好の釣り座となりますが・・・・・。
今日の釣り座選びは、釣果に反映されるのでしょうか?
所詮、人のコマセをあてにするのは席取りまでで、後は自分のコマセで勝負です。
頑張りましょう。
沖ウィリーに使われている船は金沢八景周辺でも最大級と言われている第7倖運丸です。
いや〜デカイですね。幅、長さ、釣り座の広さ・・・どれをとってもこれほどの釣船は奥湾では見たことがありません。
受付を済ませて、船の準備が出来るまで暫しの間、船の所でボーッとしていると、初老の紳士が船に近づいてきます。どうやら大艫の席をキープされた方達のようです。
ご挨拶をして近況等を伺ってみると、アジはバンバン釣れて、毎週のように来ている事もあり、もういいとの事。
「もういい?」言ってみたい一言ですね〜。
程なくして乗船となり、準備を進めます。
PE2号を巻いた、本日デビューの小型電動リールの取説も読まないで来てしまった事にちょっとだけ不安が残りますが、巻き上げられさえすれば余計なボタンを押さない限りどうにかなりますからね。
ここで、道具立てや仕掛け等について書いておきます。
船宿の仕掛けはチヌ針1.5号で幹、枝ともハリスが2.5号3本針で上2本がウィリー巻で先針が空針となっています。同じ作りで針が2号で、ハリス3号もあります。
勿論、お好みで4本針もあります。枝はウィリーが踊りやすい、15cm位と短めがいいようです。
リールは電動がないと我慢できないと思います。
今日も水深100m超でしたので、筋トレと精神修行の為なら手巻も良いかと思いますが、間違いなく、ここは文明の利器のお世話になった方が良いです。
ラインは3号以下指定ですが、狙う水深と潮流の速さを考えると2号が妥当な線ですね。
ビシはFLの60号(黄色)。天秤は30cmから40cmのライトアジよりちょっと長めの物を使っている方が多かったですね。
クッションゴムは必須のようですが、使う仕掛けのハリスに合わせて、1.5号から2号位が良いと思いますが、結構サバも多いので、太めの2号位のほうが遊ばれなくて良いかもしれません。
コマセはアミコマセで、付け餌はオキアミとイカタンの疑似餌(パール)が配られました。
船は定刻の7時20分に片舷8、9名くらいの釣り人を乗せて出船となりました。
流石に大型船ですね。スピードも出ますが、その割にエンジン音が大人しいと言うか、余裕があると言うか・・・。凪ぎのせいもあるかと思いますが、揺れも少なく感じます。
行程50分ほどで、本日最初の釣り場である金谷沖に到着しました。
船はゆっくりと旋回して反応を探します。
仕掛けを繋いで、先針にオキアミを付け終わった頃には船はピタリと止まり、釣り開始のアナウンスが入ります。
水深100m、底から3mから5mのタナ指示です。
カゴの調整についても指示があり、下は全閉、上の窓は5分の1から6分の1くらいでやって下さいとの事です。
いよいよ、期待の第1投。サミングしながら仕掛けを下ろしていきますが、水深100mまで60号で下ろすとなると結構不安になりますね。それでも、順調に着底して、底を取り直すと2mくらい余計に出ているようでした。
底から3mにセットして、リール1巻分の50cmの幅でシャクッては止めて、シャクッては止めてで5mまで。もう一度底を取り直して、同じ動作を繰り返し、竿先を下げながら50cm分巻こうとした時に、竿先がピクピク!!
第1投目でアタリ到来です。
数回手巻で巻き上げてから、電動スロットル全開・・・・・と行きたいところですが、8割程度のスピードで巻き上げ開始。
アジかな?・・・何が釣れてくるか・・・?
100mの巻き上げは結構長い時間に感じられますが、やっと水面近くまで上がってきて、最後の手巻でビシが見えてきました。
ビシをコマセのバケツに入れてハリスを手繰りよせると、赤っぽい魚が!!
どう見てもお姫さま。1投目はヒメでした。
何でも1投目から釣れれば面白いし、嬉しいですよね。活性は良いようです。
すかさず、第2投。オマツリ防止の為に遠くに投げて沈めて行きます。
着底してから、底ダチを取り直してからまた、基本に忠実にシャクリ上げてきます。
5mまでくると・・・来ました!来ました!またもやアタリ到来です。
竿先がガンガン言っています。
先ほど同様、数回手巻して、中速と高速の中間ぐらいで巻き上げてくると、途中でもガンガン引き返しています。巻き上げが終わり、ビシを回収するとなんと2匹の魚影。
それも結構良い型です。
両方とも背中しか見えないと言うことは、上あごに掛かっているものと判断し、躊躇なく抜きあげて30cm超のマアジをダブルでGETです。
その後もアジやシキシマハナダイなどが上がり、空での仕掛け回収はありませんでしたが、流石に喰いが悪くなり、ちょっと長めの移動となりました。
既に大型のアジ8匹とその他数匹がクーラーに収まっています。
西方面に15分ほど走り、10時頃に到着したのは神奈川県寄りの剣崎沖です。
今度も水深100m超で、タナ指示は底から5mくらいです。
仕掛けを下ろし始めると艫の方へどんどん流れて行ってしまいます。
60号ではちょっとキツイ所のようですね。
どうにか底を取り直して、3mくらいからシャクリ上げてきます。
しかし、これだけ道糸が斜めに出ているとオマツリしそうで、心配ですね。
それでも、大アジ中心にポツポツと上げていきますが、船中はオマツリのお祭り騒ぎで・・・。
自分も2回、行事に参加して・・・3人以上のオマツリもあり、結構ゲンナリしてしまいますね。30分近くオマツリほどきと仕掛けの付け替え等に時間を要してしまいました。
暫くして、小移動でまた少しだけ東側に移りました。
ここでは時間帯の関係もあってか、潮の流れが落ち着いてきていて、素直に仕掛けが下りて行きます。
水深110mで、こちらの指示ダナは底から5mから6mです。底を取り直すと1mくらいの糸フケです。
4mからシャクリ上げてくると6mで待望のアタリが来ました。
巻き上げてくると、30cm超のマアジでした。
第2投目は、桶の中にいる魚達をクーラーに収める為にビシが底に着いたら、糸フケ分も入れて7m巻いて、シャクリもしないでロッドキーパーに竿を置いて作業していると、竿先がガンガン引き込まれているじゃないですか・・・・・。
早速巻き上げに入り、またもや30cm超の良型マアジです。
その後はロッドキーパー作戦で7連荘。そのうち3回はキーパーに置く寸前でアタリが出てしまうとういう状況です。まさに尺アジの入れ喰いです。
またまた、桶が真っ黒になって行き、クーラーに入り切らないかも・・・・・。
しかし、そんな時間もあっと言う間に過ぎて行き、残り15分のアナウンスが入ります。
上げ下げに時間が掛かりますので、あと2匹は釣りたいところです。
まずは、1匹を難なく桶に叩き込み、気合いを入れてあと1匹。
待望のアタリがあり、巻き上げてくると、途中から竿のしなりが大きくなり巻き上げのモーター音も低い音に変化してきました・・・・・どうやらオマツリのようです。あと10mくらいまで来ているのですが、手巻にして上げてくるとやはり3名のオマツリです。
裏側のお客さんの仕掛けにサバが掛かっていて、縦横無尽に暴れてしまったようです。
やっとの思いで、オマツリを解き終わると同時に、沖上がりのアナウンスが入り終了となりました。
初めての釣りものとしては、まあまあ上出来だったかもしれませんね。
今日の一日でわかった事は、水深が深い時は錘が軽いこともあり、オマツリを減らすためにアジでも何でも全力で巻くことが大前提。
アジ狙いの時は、ウィリーとは言え、シャクリ上げないでタナで待つ事も有効。
良くタナの仕掛けの長さ分下からシャクリ上げてきて食わす・・・という表現がありますが、特にアジ狙いの時はタナで軽く振って待っていても十分釣れる。
喰いが渋いときにシャクリと細かな誘いで差が出る釣りではないでしょうか。
さて、今日の釣果はマアジ28cmから36cmを23匹、シキシマハナダイ20cmから27cmを8匹、サバ35cmから42cmを4匹(マサバ2、ゴマ2)、オキメバル18cmを1匹、ウルメイワシ28cmを1匹、アズマハナダイ15cmを1匹、ヒメ23cmを1匹、アカトラギス17cmを1匹で、合計40匹となりました。
五目ならぬ、九目釣りとなりました。
シキシマハナダイと、〆サバのひと皿です。

シキシマハナダイも結構美味しいですよ。

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