バイオリンを弾いている、風である。
一年間、習いました。
バイオリンは、なかなか美しい音がでない楽器である、と思われる。
きっとそれで、一年でやめたんであろう。
BGMっていうんでしょうか、ずーっと音楽がかかりっぱなしの環境は、ちょっと苦手です。ある日ある時、キャンプに行ったんですが、朝めざめると、小鳥の鳴き声がさわやかに響き渡っていたんですね、このような自然の音楽はずーっとかかりっぱなしでもいいなあ、と感じ入っているとき、気づいてしまったのです、スピーカーから小鳥の声が流れ出ていたんですね。そうなると、「やかましいな」と感じてしまうんです。
子供のころ、五木ひろしの「きっえ残る、まちあかりー、おんなは、まってるー・・」と踊りながら歌っていました。なぜか好きなリズムでした、体が勝手に踊ってました。
お気に入りのカセットテープを並べていたのを見て「変わった趣味。」とコメントされました。「エリッククラプトン、ジェフベック、ユーミン、さだまさし・・」どれも好きですよ。
しかし、歌。上手ではない、と、うすうす感じておりました。小学校のときの、お歌の評価が「元気があってよろしい。」というものでした。
それに、失恋して、がっくりしていた後輩がおりまして、ため息混じりに「ユーミンの歌をききたいなあ・・」とつぶやいていました、それじゃあ私が歌って慰めてあげよう、とはりきってお歌を歌いますと、あんなにしょんぼりしていた後輩が元気よく「がはは・・」と笑いこけ、とっても元気になったのでした。小学校のときのお歌の先生の言うとおりでした。
私の歌声は「元気があってよろしい」んですね。
音楽嫌いじゃないと思うんですが、やっぱり、ずーっと曲がなりっぱなしは苦手です。
一年に、一、二度、音楽が聴きたいなあと思うくらいですかねえ。
小鳥の声ならいいですが、鶏の朝の鳴き声は、勘弁してほしいですね。昔、近所にいた鶏が夜中の3時ごろ鳴いていたんです。「コケコッコー」とは鳴きませんからね「ウゲギギョーギャワー」みたいにうなっていました。半分寝ぼけた耳には「人の悲鳴に聞こえたりして」よく悪夢にうなされましたから。
山鳥や雉も妙な鳴き声じゃし、雀も団体になるとやかましいもんです・・
だから、スピーカーから爽やかな小鳥の声を流すんでしょうかねえ・・
私、音楽好きなんですよ。ホント。

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