まじめに、土鈴を作っていた。
やっと、「饅頭くい土鈴」が出来た。
「饅頭くい人形」の意味
子供が二つに割った饅頭を両手に持っている立像。
上方落語の「佐々木裁き」にも取り入れられているお話です。
「父母のいずれが好きか?」と、問われた時に、その子供が饅頭を半分に割って
「どちらが美味しいか?」と反問したという教訓話です。
元々は、子供が利口になるまじないや、安産祈願に奉納されたりしたそうです。
饅頭といえば昔の子供の好物であった。
「饅頭くい人形」は男の子の姿のものが多い。
かわいい女の子の饅頭くいを作ってみた。「なかなか、かわいい。」
しかし、やっぱり男の子も作ったほうが良いだろうと桃太郎饅頭くいを作ってみた。
「やっぱり、きびだんごじゃろう。」
家来の犬がこう聞いた「桃太郎さん、猿とキジ、どっちが好き?」
桃太郎は、お腰につけた吉備団子を取り出して半分に割ると「どちらが美味しい?」
ならば、鬼の饅頭くい人形も、作らねばなるまい!
「鬼の子供の好物は?きっと、お酒じゃ!」備前焼の徳利のはいった、お酒を半分に割っておるんじゃ。
さて、ここまでは、一般的である。
お気に入りは、宇宙人の饅頭くいである。
「宇宙人の子供のおやつは、地球かもしれない。」
こうして、地球は半分に割られたんじゃ。
「お味は、いかがですか?」「真中がトロリとしていて美味しいよ。」
ならば、悪魔の子供はどうだろう?
悪魔の饅頭くいである。まっ黒けである。
悪魔の好物は、人間の魂である。
「お味は、いかがですか?」「魂をくれるなら、教えてあげるよ。」
そして、「やたがらす」「烏兎そうそう」土鈴も作ってみた。
太陽には三本足の烏が住んでおる。月には兎が住んでおる。
古代中国の伝説を元にした「やたがらす」と「烏兎そうそう」である。
ヤタガラスは、片目を太陽に、もう片方は、地球のイメージの青い瞳にしてみました。
兎さんは、お月さんを抱きしめています。


1