私は、知らない人からよく声をかけられます。
最初は、そのことに気がつきませんでした。
「よく声をかけられる」と「あまり声をかけられない」との違いなんて、知らないもんね。
ある時、お仕事でちょっとしたアンケートを取ったことがあるんです、道行く人に「どうですか?こうですか?」と、質問してお答えをいただくんです。その時のターゲットは、女子中高生だったんですが・・まあ一応、報告とかするんですね。
「こう言ってた、ああ言ってた」とかね、かばんのデザインの感想だったんだけど・・
私の報告を聞いて、「本当にそんなに答えてくれるの??」と、信用しない若いお方がいたんだな・・「そんなこと捏造してどうすんじゃ!」と不思議に思ってたら、どうも、そういったアンケートを取るのが苦手な人が多いんだ・・そっちのほうが私にとっては驚きだったね・・!!「エー感想を聞くだけじゃん・・物を売るわけじゃないんだよ・・」で、若い子と、「知らん人と話をする」に関して話をしていると、どうも話が全然噛み合わない。
「こないだだって、“このかばんどこで買ったんですか?”って聞かれたよ」というと・・「えー全然知らない人が・・そんなこと聞くなんて、うそだ!」というんですね・・「えー全然知らない人と、しょちゅう会話しているよー!」「どこで??」「電車の中とか、駅とか、道を歩いていたりしたら!」「えー信じられん!」と言われました・・電車の中で知らんおばちゃんと話が盛り上がったり・・切符の買い方を訪ねられたり・・道を尋ねられたり・・今日も、道を聞かれたぞ。
この頃の、若い子は、それが出来んのんだなあ・・と思ってたら、どうやらそうではないようなんだ・・大人でも、年寄りでも、あまり声をかけられんようなのだ・・若い子の「知らない人とは話しませんよ。」という言葉が気になっていたんで、機会があるごとに、リサーチしてみたんですね・・すると、どうやら多くの人が知らない人とは話すことは、ほとんどないというのではないか・・
これには、驚いたねえ・・要するに私は「聞きやすい人、話しやすい人」ならしいんだ。
今月だけでも、もう3人の人と話したぞ・・きっと年に40から50人の知らん人と話すぞ!声をかけられるのである(ナンパじゃないところがすばらしい)圧倒的に、ばあちゃん、おばちゃん、じいちゃんの順に物を尋ねられますなあ。
「社会保険事務所はどこでしょう?」「新倉敷駅にとまりますか?」「今日は本当に寒いねえ、手袋してない元気じゃねえ」今月はこんなもんでした。
ここまで考えたとき、いい結論を、思いついたのです!!!
もう一つ、他の人より優れていると言おうか・・特徴的なことが、私にあること思い出したんです。
「ドッペンゲルガー・・」っておわかりですか?もしくは、「世の中には同じ顔をした奴が3人いる。」ドッペンゲルガーはあまり関係ないけれど・・私に似た人が、何人かいるみたいで・・
学生の時そっくりさんがいた、「ご対面」もしたことある。悔しいことに、私よりちょっぴり背が高かった・・「似ていた」しかし、双子とまではいかない。
ある時は、道を歩いていたら、庭からおばあちゃんが走って出てきた「ケイコチャンお帰り!」「はあ?」である・・「知らんおばあちゃんである、おまけに私はケイコチャンではありません。」どうやら、孫のケイコチャンに似ていたらしい。ここでももちろん世間話をすることとなる。
北海道に旅行していた時、お土産物売り場で、なにやら親しげに話しかけられる、5,6人のおじさん、おばさんのグループである・・何を話しているのかわからない、どうやら韓国語であるようだった。
大阪の水族館に遊びに行ってた時も、観光に来ていた小学生の子供に囲まれた、やはり韓国語で何やら親しげに話しかけられた・・
1年ぐらい前に、倉敷川のほとりを歩いていた時も、韓国の方に何やら話しかけられた。
まだまだあるんだよ、「似ている伝説」(韓国の人にもどうやら似た人がいるようだ)
「似ている人知ってるよ」とか、ナンパされたことは一度もないところが悔しい限りである。っていうか、ナンパされたことない!!何でだ・・?
これを考えると、私の顔は、よくある顔ということになるじゃないか!
隣のナニチャンだったり幼馴染のナニチャンに似ている可能性が高いんだ!
だから、ちょっと困ったことがあるとほかの人には尋ねづらいがこの人なら、尋ねやすい、といった具合に、選択されるのではないだろうか?
きっとそうじゃ!
と、自己完結するのでした。三段論法。ってこんな時に使うんだった??
「私は知らない人からよく声をかけられる。」「知った人には、声をかけやすい。」
「私の顔はよくある顔である。」これでいいんかなあ・・ちょっと違うような気もする・・が、まあいいや。

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