経済の事などと言っても難しい事ではない。
・収入の分だけしか消費できない。
こんな当たり前の事が、ただ規模が拡大してるだけ。
子供の小遣いから、国家財政までなんでもこの範囲でしか行えない。
あ、言っとくけど、ここでいう収入ってのは、金銭だけを指してるわけじゃないから。
「金銭や物品などを様々なモノなどをあらわす言葉」として使ってるだけだから。
言葉をかえれば「豊かさ」になるかも。
収入という言葉の方が分かり易いと思ったから使ってる。
で、消費の方も金銭の使用というだけでなく、「様々な物品や活動の結果として手放したもの」をあらわしてる。
これも正確さから遠いかもしれんが、意味を理解しやすくするために使っている。
このあたりにわざわざツッコムようなくだらない事はするなよ、鬱陶しいから。
で、こんな事をいうと「合成の誤謬!」とか言い出す奴がいるが、だからなんだってんだ。
経済規模が大きくなれば収入以上の消費ができるとでも思ってるのか?
収入がどんだけでかくなろうが、どんだけ支出規模が大きくなろうが、「手にした分しか使えない」のは当たり前。
「借り入れが−!」「国債がー!」などと言うかもしれんが、借りるのだって、どこかに蓄えがあっての話しだろうが。
その蓄えはなんなんだ?
蓄えは「どこかの誰かが積み立てた、収入の余り」でしかないだろうが。
また、当たり前の事だと思うのだが、
「積み立てた分しか余計に使えない」
のも確かな事実。
何もないところから借りられません。
あと、もう一つ基本的な事。
・借りたら返すの当たり前。
借りたものを返さなければ、貸した者が貧しくなるのは当然のこと。
このあたりは基本的すぎてあえて口に出す必要ないはずなのだが、どうも国家経済について語るとこういう常識を認めようとしない輩がでてくる。
で、こういう常識を覆す思考停止の言葉が「合成の誤謬」のようだ。
左翼は、思考停止をさせるために様々な言葉を駆使するとか。
転倒語法(ニュー・スピークス)なる言葉が世の中にはあるようだが、これが左翼の言動をあらわしてるらしい。実際どうなのかしらんが。
けど、この転倒語法にせよ何にせよ、常識的な判断をさせない言葉や考えなんてのは聞き入れる必要は無い。
常識に照らし合わせれば、
・返せない借金をしたら破産する。
・返せないような借金を抱えた奴を信用してはいけない。
・返せないような借金をした奴から取り立ては無理。
・貸した金が返ってこなければ損をする。
まあこんなところだろう。
他にも色々あるかもしれんけど、すぐに思いつくのはこんな感じ。
で、現在の日本の借金、政府と地方あわせて約1000兆円。
税収約40兆円。
返済出来ると考える方がおかしいのでは?
借りてる相手は国民(国内)だから大丈夫?
そんなわけないだろ。
だったら返済できない時に国民が財産なくすって事だろが。
国内でカネを回してるからダイジョブ?
だったら、国内でカネを回してた左翼国家が、統制経済や計画経済やってた国は大繁盛してなきゃおかしいだろうが。
現実直視しろよ。
理屈や理論なんてどうでもいい。
現実にどうなったかの方が大事。
そして、現実は過去を振り返って実例を眺めるもの。
それもなるべく長期間にわたる推移を。一ヶ月二ヶ月、あるいは一年二年の経緯ではなく、もっと長い期間の推移を。
なかなかそんな例はないし、見つけるのも大変だけど。
で、俺の知ってる範囲というまことに小さな知識で考えるに。
合成の誤謬なんてもんはないし、インフレ万歳・国家による消費万歳などというような考えというのは成功したためしがない。
代表的なのがソ連とかの五カ年計画などだろうか。
あるいは70年余りで終わったソ連の行き着いた先が全てを物語ってるかと。
最後は破産で終わったソ連が、
「カネを国内で回す」
「カネを国家が回す」
などの行き着いた先であろうよ。
今更なんでこんなもんを支持しなくちゃならん。
似たようなところでニューディール政策なんてのもあるけど、これだってやってる最中は全然効果を現さなかったようで。
不況から十年してアメリカ経済はようやく上向いたようだが、効果があるならなんで十年も待たなくちゃならんのか?
「効果が出るまで続けなくちゃ意味がない」などと言うのだろうが、こんな言葉で誤魔化されたくない。
どんだけひいき目にみても、
「効果があったのかどうかさっぱり分からない」
というのが真摯な評価ではなかろうかね?
こういったものを最近はマクロ経済などと言ってもちあげてる者達もいるようだが。
なんでこんなもんが信用できるのか俺にはさっぱりわからん。
そもそも、こういった社会主義・共産主義経済と言うようなもんが本当にマクロ経済なのだろうか?
こういった左翼経済を、マクロ経済と呼んでるだけなのではないのだろうか?
実際のマクロ経済とは別のものを、都合がいいからマクロ経済と言ってるのではないか、と疑問を抱いている。
あるいは、こういった左翼経済みたいな事を提示するのが、本当にマクロ経済なのかもしれんが。
だったらこんなのは今後絶対に信用しない。
むしろ信用してる人がいるのが理解できない。
なんでわざわざ左翼体制を求めるのだろうか?
そんなこんなが俺の経済的な事についての基本的な考えになるだろうか。
繰り返すけど、これが基本になる。
・収入の分だけしか消費できない。
土を耕して作物を得るのでも、動物を飼うなり狩るなりして肉にするのでも、魚をとってくるにせよ。
あるいは鉄や石油のような鉱物を採取するのでも、これらを用いて材料や機械を作るにせよ。
作られた物を手に入れて各地に持っていって商いをするにせよ。
みんなが楽しめる娯楽を提供するにせよ。
その他何かしらみんなから必要とされる何かを提供するにせよ。
そうやって得た収入の中でしか消費はできない。
当たり前と思えるほど当たり前だと思うが。
これがなんで大規模になると当てはまらなくなるのやら。
頭の中だけで数字をいじくった結果でそうなったというだけだろう、きっと。
現実には当てはまらない話しだ、合成の誤謬などというものは。
常識や良識、現実に沿った事で考えていこう。
その方が間違いは少ない。
とりあえず「経済を回さなくちゃ」などという考えは捨てた方が良いだろう。
回すもんじゃなくて、回るもんだし。
いや、回るという考えがそもそもおかしいのかもしれん。
と言っても合成の誤謬を信じる者はいるだろうし、そういう奴がわざわざコメントとかしてくるんだろうなあと思うと鬱陶しい。
といったところで、参考になったものを紹介。
こちらで購入すると、おいらの資金が増えるので。
最近読んだ参考になった本
繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
定番のこちらも
隷属への道 ハイエク全集 I-別巻 【新装版】
あと、今回の記事のような話をグダグダ書いたもんでもいいなら、同人誌にしてみようかと思うが。
ダウンロード販売でネットで購入できるような形で。
需要があるかどうかしらんけど。
読みたい人、いたらコメントとかよろしく。
あと、読みたいかどうかは別として拍手クリックとか、ランキングクリックとかしてくれるとありがたい。
んじゃあ、そんな感じで。
今回はこんなところで終わりにする。

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