セミリンガルの恐怖14  1) セミリンガルの恐怖

難しい日本語の保持 TB047

落ちて行った日本語力
英国からフランスに移転した時、「今の子供達にとってはフランス語を習得する事が最も大切な事だ」と思った私は、「子供達の日本語を維持する事への執着心」を捨てる事にしました。

自宅勤務になった夫がいつも家にいたので家庭の言語も英語が主体となり、また、パリまで3時間の田舎、日本人など誰もいない環境にもなりました。

そして極めつけは、私が単身赴任で家を留守がちにした事です。こうして日本語を使う必要も機会も激減してしまい、子供達の日本語力は坂道を転げるように落ちていってしまいました。

母親の責任
専業主婦だった頃は「私がフルで子供を見ているのに、子供は日本語ができるようにならない」というのは「屈辱」以外の何物でもありませんでした。

そして働くようになれば「私が一緒にいないから子供達の日本語が落ちたのだ」という思いはとかく「最悪感に苛まれる元」となるものです。

確かに親が一生懸命に手をかければ、子供の能力はある程度それで左右されるので、「子供の出来、不出来」は母親の責任に負うところが多いのは事実だと思います。だからこそ、それが思うようにうまく行かない場合はとかく母親である自分が「裁かれる」ような気分にさせられるものです。

東大に行きたい
先日、長男が突然「僕、ト-ダイに行きたい」と言い出しました。「ト-ダイ」とはあの「東大」の事なのだそうで、東大入試を目指す予備校生を主人公にした「ラブヒナ」とかいう漫画の影響なのだそうです。

子供達にとっては「ポケモン」や「ドラゴンボール」などが「日本発信」である事などが、回りの子供達に対しては「自慢」の材料であるようで、子供達の日本語はアニメで聞いた言葉から増えている、というのが現状です。

ダメなお母さん
専業主婦をしている時ですら難しかった子供の日本語の保持。今では殆ど家で仕事をしている私ですが、働きながらの子育てはどうしても「手抜き」となり、子供の日本語保持は至難の業。

「完璧な母親」でいようとすると、子供を叱る機会も増えるものです。私が「教育ママ」だった頃は確かに子供達の成績は良かったですが、子供達は私を怖がっていたものでした。それが今では「ダメなお母さんでごめんね〜」と子供達に謝りながら適当に暮らす毎
日。子供達の成績は落ちましたが、逆に笑顔は多くなりました。


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