7年ぶりに行った病院の健康診断で「貧血」と診断され、それ以来毎日鉄剤を飲んでおりますが、ドクターから電話があり再度チェックしに来るように言われました。実はその日、午前中と午後に他のドクターの予約がありました。場所は同じところだからまぁ、いいか!と、1日にお医者さんを3軒ハシゴすることになりました。
ダウンタウンにQueen's Medical Centerという大きな病院があり、その隣にPhysician's Office Buildingが2つあります。2つのビルの中全部が個人ドクターの診療所になっていて、手術があるときは担当のドクターがQueen's病院に出向くシステムです。
私はまず、かかりつけの内科の先生のところへ行きました。内診の後「また血液検査に行ってね!」と言われましたが、その前に次の予約のドクターのところへ。小さい頃から私は頭にコブがあり(注:角ではありません)、それがだんだん大きくなっているのでかかりつけのドクターに相談したところ、脳外科のドクターを紹介してくれたのでした。先日撮ったCTスキャンのフィルムをQueen's病院でピックアップし、脳外科のドクターのオフィスへ持参しました。こんなものを自分で持って行くなんて〜!(驚)
ドキドキしながらオフィスのドアを開けると、中は映画に出てくるようなきれいな待合室、クラシック音楽が思いっきりかかっていました。名前を呼ばれて診察室の中に入ると、いかにも脳外科医!という感じのドクターが、私が持参したCTスキャンのフィルムを電光板(本当は何という名前でしょうか?)にカシャっカシャっと挟んでいきました。おぉ〜っ、ますます映画の場面みたいやぁ〜!(興奮)
ドクターはフィルムを読みながら診断を下しました。ドゥルルルルル〜。(ドラムロール…違)私のコブは頭蓋骨がその部分だけ厚くなるもので、特に手術は必要ないとのこと、でも取りたいのなら手術をするのもOK、その場合、ボウズ頭にする必要はないし、入院の必要もない、つまり日帰りで頭蓋骨を削る、と。ひっひっひぇ〜〜〜っ!そんなおとろしいことを!先進アメリカ医療、怖すぎです…。(涙)
もし手術をするようならもっと詳しいCTを撮るので、このフィルムは持って帰るように、と言われました。こんなデカイもの持って帰って、私はどうしたらよいのでしょうか…。記念に取っておけばよいのでしょうか…?
とりあえず悪性のものではないということでひと安心。午後の予約までまだ時間があったので、Queen's病院のカフェテリアでランチすることに。お昼時だったので混んでいましたが、私はToday's Specialのターキープレートにしてみました。
このボリュームで$6ちょっとでした。安っ!
ランチの後、血液検査に行って、それから午後の予約のドクターのところへ行きました。これまた紹介してもらった、目専門の美容整形のドクターでした。私の目の縁にあるホクロが大きくなってコンタクトレンズに当たるので、取ってもらうことにしたのですが、美容整形なのに保険が効くのです。いぇ〜い♪
同僚からは「目の下のシワ取りはいくらか聞いてこい!」などと言われましたが、そんなことを聞いてる間もなく、1時間くらいで手術は終わりました。目はつぶったままでしたが、ドクターが「今これからアルコールで目を拭きます。」等その都度詳しく説明してくれました。終わった後、眼帯も絆創膏も何もナシ!ただ目の下に麻酔注射を2本打ったので、顔半分が引きつった感じでした。顔の整形手術をすると、きっとこんな感じなんだろうなぁと思ったりして。うぷぷ。
お産の時もつくづく思いましたが、アメリカの医療システムは日本とは全然違います。合理的で、個人のプライバシーに関しては徹底しています。日本の病院みたいに、カーテン越しに隣の患者さんと先生の会話が聞こえるなんてことはあり得ないでしょう。でも保険料や医療費が高くて本当に大変!!救急車を呼んだだけでも$500弱かかります。皆さんもハワイに来るときは、必ず保険に入ってきて下さいね〜!
http://www.firsthand.co.jp/

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