16歳8か月の愛猫ミーチェ(愛称みいみ)を2020年秋に亡くしました。
でもタイトルはこのままにして、その後の日々を綴っていこうと思います。
2020/1/6
仕事初めはバタバタだったけど
お正月は家族で集まり、
姉夫婦が準備してくれた
ごちそうを囲んで和やかでした。
お雑煮には金箔を散らして豪華。
ありきたりに思えることを
ありきたりにやれることが
幸せというものなんだってこと、
この年になると身に染みる。
年末にお参りした石山寺に続き、
初詣は近所と実家の氏神神社、
西宮神社と住吉大社に伺いました。
良く晴れたお正月だったから
澄んだ青空がすがすがしい。
おみくじも大吉で晴れやかな気分。
今年から新たに10年日記を開始。
去年までは5年日記だったけど
億劫に思うことも増えてきて。
でも連用日記の良さは捨てがたく、
ハードルを下げて続けることに。
書くスペースは半分になった上、
毎日でなくてもOKという新ルール。
これからの10年はゆるやかに
無理なくいこうと思っています。

11
2019/7/2
今年は梅雨入りが遅いと思ったら
梅雨になった途端に台風と連日の雨。
それでも西宮神社で夏越の祓を終え、
7月を迎えることが出来ました。
数多くの神職さんによる神事では
わたしも半年分の穢れを移した
紙製のヒトガタを奉納しました。
そして神職さんの後に続いて
大勢の参列者ともども茅の輪くぐり。
「水無月の夏越の祓する人は
千年の命延ぶといふなり」
「思ふ事みなつきねとて麻の葉を
切りにきりても祓いつるかな」
「蘇民将来 蘇民将来」
今年はやっと憶えられたよ。
夏越の祓えをしたからと言って
何かが変わるわけではないけど
少し気持ちにけじめがつけられて
年の後半に向かう準備が出来たかも。
毎日のように雨空は続くけど
夏に向かってしっかり、ゆっくり。

13
2019/5/11
今年も西宮神社で年に一度行われる、
太々神楽祭に行ってきました。
新緑の中、錦で彩られたお社には
清々しく晴れやかな気が満ちていて。
さわやかに晴れた五月の空の下、
ゆったりした雅びな雅楽にのせて
巫女さんによる神楽舞が奉納されると
いにしえの時間に戻ってゆくよう。
さらに伎楽というのかしら、
大陸風の衣装をまとった舞の奉納も。
確か「竜王」という演目だったような。
本殿だけでなく、境内のあちこちを
神職さんらや巫女さんが回って、
さまざまな神事をされていました。
衣冠束帯の装束が源氏物語みたい。
昇殿参拝させていただいた後は
直会(なおらい)と呼ばれるお食事会。
真っ昼間だというのに、
お神酒とエビスビールも飲み放題で。
わたしは何も当たらなかったけど
iPadミニやルンバ、大鯛などが当たる、
太っ腹なくじ引き大会も行われ、
帰りには一人一人に手土産まで。
えびす様は福の神だけあって、
惜しむことなく、福を大盤振る舞い。
何だか申し訳なく思えるほどだけど、
いっぱいの福を有難く頂いてきました。

10
2019/5/2
令和元年初日になにをしようかと
思い立ったのが伊勢への参拝。
発想がベタにもほどがある上に
あいにくのお天気だったけど
一路、伊勢路へと出かけました。
夫婦岩のある二見興玉神社は
小学校の修学旅行以来の参拝。
遠い昔、まだ子どもだった頃の
かすかな記憶をたどりながら。
その後伊勢神宮、外宮と内宮を続けて参拝。
みんな考えることは同じだったかーと
つい声になるほどの、ものすごい人出。
それでもどうにか平成の時代への感謝と
令和の時代の安寧を祈願できて、
自分なりにひと区切りつけられた気分。
ご朱印は外宮ではどうにか頂けたものの
内宮は2時間待ちのため、ギブアップ。
その代わり即位奉祝の落雁を頂いたから
また来なさいということと思うことにして。
平成の30年間は私にとっても例にもれず、
色々ありすぎて、ひと言では括れないけど
ここまで来たこと、今ここにあることには
やっぱり感謝の思いしかないなあ。
令和は私には締めくくりの時代になるから
流されずていねいに生きなきゃな、なんて
心新たにしちゃった令和の初日でした。

11
2019/4/30
私のGWは10連休ではなくて
ポツ、ポツ、ポツと飛び石連休。
まずは京都の北西エリアへ
プチ旅行してきました。
最初は紅葉の名所、神護寺。
高雄にある真言宗の山寺で
石段を上がるだけで、ぜーぜー。
もみじの新緑に包まれたお堂には
薬師如来像が安置されていて
ひんやりとして厳かな空気の中、
静かな時間が流れていました。
山を下りて平岡八幡宮を参拝後、
京都で一番最初に花を咲かせる、
魁(さきがけ)の桜で有名な平野神社へ。
昨秋の台風21号で拝殿が倒壊し、
復興募金を募っている最中だけど
魁の桜は無事だったようで何より。
そのすぐ近くの北野天満宮は
大勢の参拝客で大にぎわい。
十二単の着つけイベントや
雅楽の奉納などもされていて。
圧巻だったのは庭園の青もみじ。
秋の紅葉が美しいのは間違いないけど
この時期の柔らかな新緑の美しさ。
歩いても歩いても続く緑の諧調に
私まで緑に染まった気がしました。
今回伺ったのは初参拝の所ばかり。
おみくじや御朱印もいただいて
膝がガクガクになるくらい歩いて
日帰りとは思えぬ旅行感を味わえた、
新緑の京都の旅となりました。

11
2019/4/14
このところの花冷えのおかげで
この週末もまだ楽しめたお花見。
細雪でおなじみの平安神宮の神苑は
優美な紅しだれが満開でした。
池には鯉がゆったりと泳ぎ
3羽ほどの鴨があそび
カワセミまで飛び交っていて
外の喧騒がうそのような静けさ。
そこから大津の三井寺に足を延ばせば
ここではまだソメイヨシノが満開。
三井寺にうかがったのは初めてだけど
こんな立派で広大なお寺だったとは。
境内はどこを歩いても桜が盛りで
柔らかな新緑ともどもに美しいこと。
暖かな日差しと木々を揺らすそよ風、
鳴き交わす鳥のさえずりも心地いい。
金堂には多くの仏像が安置されていて
その一体一体のすばらしいこと。
撮影が禁止のため写真はないけれど
一度に拝観するのがもったいないほどでした。
またいつかゆっくり伺いたいなあ。
広い広い境内をくまなく歩くと
高台からは琵琶湖も望めて
ちょっとしたハイキング気分。
あまりにも良いお天気過ぎて
帽子を持ってこなかったことを後悔。
でもこれまでなかったほど長い期間
桜が楽しめたありがたい春でした。

11
2019/3/4
この週末、京都の城南宮で
枝垂れ梅を見てきました。
枝垂れる梅は初めて見たけど
あたり一面に、したたるように
梅を咲かせる姿の美しいこと。
庭園内では同時に椿も咲いていて
緑の苔に散る落椿との風情も
日本画を見ているようでした。
城南宮は初めて訪れたけど
こんなに素敵なところだったとは。
また、通常の御朱印に加えて
季節限定の御朱印も頂きました。
境内にいっぱいに漂う梅の香と
梅の枝で鳴きかわすメジロの声と
薄桃色や白色の風雅な早春の彩りと
しっとり柔らかい苔の感触と
そして美濃吉での京料理のランチ。
まさに五感すべてで京都を満喫。
この後、御所にも行ったから
結構歩いて、少し疲れたけれど
素敵な早春の京の旅となりました。

11
2019/2/4
節分の日、たまたま住吉大社に参拝したら
節分祭の行事でにぎわっていました。
まずは正門付近で振舞われていた
厄除ぜんざいを頂いてから参拝。
鬼に見立てた大きな的に弓を引いて
悪鬼を追い払う厄除けの儀式も行われ
古式ゆかしい装束の方々が勢ぞろい。
楠珺社などの境内社にもお参り。
ここにはご神木とされている
樹齢千年を超えた見事な楠の大木。
境内では梅もほころび始めていて
少し早い春の気配も漂っていました。
どうか良い春になりますように!


11
2019/2/2
JR神戸駅からすぐのところにある
湊川神社に参拝に行ってきました。
この神社はいつ伺っても
明るく清々しい気が満ちていて
気分がすっきりするから大好き。
参拝の際、ちょうどご祈祷が始まって
心地の良い太鼓の音や祝詞だけでなく
涼やかな鈴の音もいっしょに頂いて
なんだか纏わりついていたものも
心なしか、祓われたような気分。
授与所では節分前とあって福豆がずらり。
折角なので私も一袋頂いてきました。
中には小さなくじ引きの札が入っており
「福寿草賞」が当選したとのことで
頂いたのがレモン風味のオリーブオイル。
思いがけず小さな福まで授かったので
明日の節分は控えめに豆まきしたら
恵方巻をがっつり丸かぶりしようっと。

10
2018/8/16
お盆休み中、奈良へも足を伸ばしました。
まずは一度行ってみたかった
橿原神宮。
ご祭神は神武天皇とその皇后なのだとか。
鳥居の先に見えるお山は何かしら。
由緒あるお社はなだらかな畝傍山のふもと。
陽射しは暑いけれど、清々しい空気の中、
清らかな玉砂利を踏みしめて外拝殿へ。
外拝殿からは、荘厳な内拝殿。
畝傍山を背に、圧倒的なヌケ感。
パワースポットといってもいいかも。
壮麗な回廊に整然と燈籠が並ぶさまは
日本建築のシンボリックな様式美。
内拝殿では初めての参拝をさせていただき、
境内の大きな深田池も散策しました。
続いて訪れたのは、春に続いて二度目の
大神神社(おおみわじんじゃ)。
前回は文字通り駆け足だったから、
ゆっくり伺うことが出来てうれしい。
三輪山をご祭神とするこのお社は
いつ来ても、包まれるように心地よい。
相性のようなものがあるのだとしたら
わたしにはとても良いお社みたい。
大神神社は卯にご神縁があるとかで
こんなかわいい「なで兎」も。
卯年生まれの私もナデナデさせて頂き
折角なのでご祈祷もして頂きました。
足はしびれて最後に悶絶したけど
とても丁寧な祝詞にはちょっと感動。
最後に訪れたのは石上神宮(いそのかみじんぐう)。
ここも参拝するのは、はじめて。
夕方になり、石灯篭に灯がともり
少し神秘的な風情もあって。
ここはニワトリが神のお使いだけに
いたるところに立派なニワトリが。
驚かせないよう、そっと歩いて
参拝させていただきました。
神剣に宿られた御霊威がご祭神で
古代の七支刀(しちしとう)が納められているせいか
境内は凛として、男性的な空気に満ち、
迷いや不安、悪いものも祓われたかも。
行く先々でご朱印も頂き(写真は一部)
かわいいご眷属のおみくじもひいて
とても満ち足りた旅になりました。
ちなみに私はおみくじはすべて持ち帰り
ノートに貼って、残しています。
折角いただいたメッセージは
後になってその意味がわかることも多いから。
今回3度もおみくじを引いたけれど
どれも感心するくらいに、ブレ知らず。
ブレてるのは私だけなんだなー、と
反省するきっかけにもなりました。

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