16歳8か月の愛猫ミーチェ(愛称みいみ)を2020年秋に亡くしました。
でもタイトルはこのままにして、その後の日々を綴っていこうと思います。
2017/1/28
最近、長年の謎が1つ解けました。
私の実家は、雪国にあって、
しかも築100年近い、古い日本家屋。
ストーブを一日中使っても
空気の入れ替えの必要がない、
通気性バツグン(?)の家で、
子どもの頃、冬はとにかく
家の中が寒いの、なんの。
中学生くらいの頃だったか、
朝起きて、台所の蛇口をひねると
出てきた水が、シンクに落ちたとたん
シャーベット状に凍って、
見る間に、上へ伸びていって。
みぞれ状だったから、氷柱でもなく
後にも先にも、そんな経験はなく
あれは一体何だったんだろうと
長い間、謎だったのだけれど。
そうしたらつい先日、
みぞれ酒の作り方を知ったことで
長年の謎が簡単に解明。
凍る寸前まで過冷却した日本酒を
少し高いところから注ぐと
物理的衝撃で結晶化するらしい。
お酒なら確かに、おいしそう。
しかし、室内があまりに極寒だから
蛇口の水が凍る寸前だったとは。
みぞれ酒ならぬ、みぞれ水を作るのに
冷蔵庫も冷凍庫もいらない家で育ち、
さぞ寒さに強いかと思いきや
筋金入りの寒がりになった私です。

2
2017/1/22
少女時代からずっと
遠藤周作や三浦綾子などの
キリスト教文学が好きで
なかでも遠藤周作の
「沈黙」はマイベストの1つ。
「信仰」や「神」の問題を
長崎でのキリシタン弾圧を通じて
真正面から問いかけるもので、
とっても重く、つらいけど
心に美しい響きを残す物語。
映画化されたとあっては
見ないわけにはいかなくて、
公開初日に観てきました。
つらいのと感動したのとで、涙涙。
全体に原作にかなり忠実だけど
ユダと言うべきキチジローは
原作より憎めない存在だったかも。
私はクリスチャンじゃないけれど
遠藤周作の描く「神」は理解できる。
奇跡を起こしたり、裁いたりせず、
人々とともに苦しみ、寄り添う神。
拷問される信徒の命とひきかえに
踏絵を迫られたパードレに
「踏むがいい」とささやく神。
この映画を見たあとで、
一つの詩を思い出しました。
マーガレット・パワーズの
「あしあと」という詩。
-----あしあと-----
ある夜、私は夢を見た。
私は、主とともに、
渚を歩いていた。
暗い夜空に、私のこれまでの
人生が映し出された。
どの光景にも、砂の上に
二人の足跡が残されていた。
一つは私の足跡、
もう一つは主の足跡であった。
その最後の光景が映し出された時、
私は、砂の上の足跡に目を留めた。
そこには一人の足跡しかなかった。
私の人生で一番つらく、
悲しい時だった。
それがずっと心に刺さっていたので、
私はその悩みを主にお尋ねした。
「主よ、私があなたに従うと決めた時、
あなたは、どんな道も私と共に歩み、
私と語り合って下さると約束されました。
それなのに、私の人生の一番つらい時、
一人の足跡しかなかったのです。
一番あなたを必要とした時に、
なぜ一緒にいて下さらなかったのか
私にはどうしても分からないのです。」
主は、ささやかれた。
「わたしの大切な子よ。
私は、おまえを愛している。
決して見捨てたりはしない。
ましてや、苦しみや試練の時に。
あしあとが一つだった時
私はあなたを背負って
歩いていたのだ。」

2
2017/1/20
実は以前から、AUのCM、
三太郎シリーズが大好き。
気分が乗らないときには
これまでのCMをまとめて
ネットで見ると元気が出る。
新年バージョンは、特にいい。
映像もいいし、曲は特に。
♪正しいより 楽しい
正しいより 面白い♪
うーん、分かってるなあ。
実にいい歌詞だなあ。
「正しい」なんてこと自体、
うさんくさいものだから。
大体「正しさ」なんて
主観的で実態がないだけでなく
とてつもなく暴力的なもの。
それを振りかざして生きるなんて
どれほどつまらないことか。
人生は「正しく」生きるためでなく
「楽しく」生きるためにある。
このCMを目にするたびに
自戒の念も込めて、
イエース!って思うのでした。

2
2017/1/15
朝から雪がちらちらと舞う中
今日もみみにゃんは検査通院。
先週、インシュリンの量を
3ユニットから2ユニットに減らし
血糖値が増えていないかどうか。
お水の量も、おしっこの量も
すっかり元に戻って元気そのもの。
きっと正常値になったはずと
信じて疑わなかったのに、
どういうわけか、また低血糖。
今夜から1ユニットに減らすことに。
こうなるといよいよもって、
「一過性」かもという希望が。
折しも、大規模修繕が終わりかけ、
部屋も静かになってきたところ。
やはりそれがストレスだったのかも。
来週また血液検査して
高血糖になっていなければ、
いったんゼロに戻すのだそう。
どうか、そうなりますように。
しばらくは血液検査は続くけど
朝晩の注射がなくなるだけで
みいみの負担が減るだろうから。

2
2017/1/9
みいみはこの週末も
血糖値の検査で通院しました。
インシュリンの量は変えてないから
血糖値も高いままのはずが、
なぜだか基準値より下の低血糖。
とはいえ、数値は56だったから
震えなどの危険な兆候はなく
見た目はいたって元気そのもの。
またインシュリンの量を減らして
来週再度、検査することに。
当面増やすことはないだろうから
日帰り入院させなくて良いと思うと
喜んでる場合じゃないけど、ほっ。
みいみは本当に病院が大きらい。
その怯え、泣き叫ぶ姿を見るのは
どれだけ、どれだけ、つらいか。
今週末の再検査の時には、
正常値に収まりますように。
ひんぱんに検査しなくても
大丈夫になりますように。
注射するたび、そう唱えながら
祈るような毎日です。

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2017/1/4
年が改まり、2017年が始まりました。
今年はあまり休みを取らなかったから、
わたしは今日が仕事始め。
電車も街もガラガラで清々しいこと。
元旦は、実家と姉の家に行って
体重を思う存分増やしたあと、
2日は西宮神社で初詣。
人生初のご祈祷もして頂きました。
次々投げ込まれるお賽銭の音をBGMに
良く声の通る神主さんの祝詞。

(ここでお屠蘇や茶菓を頂きました)
ご祈祷の後は、お神酒だけでなく、
静かな別館で茶菓とお屠蘇のご接待、
お札やお守り、福箸やお煎餅など
「お得感」満載のお土産もセット。
祝詞あげて頂くだけと思っていたのに、
何だかとっても良い年になりそう。
新しい年の、新しい日常を
何があっても揺らぐことのない、
静かで、おだやかな心で
ゆっくりと始めることにしましょう。

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