ゆづ、金メダルおめでとう!
昨日は朝フランス語の学校に行く前に
結果だけを知って、一気に大興奮。
すぐに録画を見たい気持ちを抑えて
いつもと同じ電車に乗ったはずなのに
なぜか東西線ではない大阪駅に着くし。
しかもなぜか乗りなれた地下鉄の駅に
たどり着けずに大まわりしてしまうし。
わたしも相当舞い上がってたのかなあ。
これも、オリンピックの魔物のしわざ?
そんなことはさておき、実際の演技は
心臓マヒものの、ヒヤヒヤどきどき。
金メダル獲得を知ってたからいいものの
知らなかったら、卒倒していたかも。
4回転サルコーの転倒はともかく、
3回転フリップでこけるとは。
しかも大きな得点元の後半の3Lz-1Lo-3Sの
最後の3回転サルコーがキックアウトされて
基礎点が半分くらいになったとは。
最後のスピンも、回転速度ヨロヨロだし。

(これは美しく決まった4T)
でもオリンピックの魔物が呑み込んだのは、
ゆづだけじゃなかったみたいで。
パトリック・チャンも細かいミスを連発し
めったにないような、冴えない演技。
他の有力選手も、ため息が出るばかり。
やっぱり恐るべし、オリンピックの魔物。
本当、ゆづが金メダル取れたのは、
幸運の女神に愛されたとしか言いようがない。
でも各局の取材に答えるゆづの受け答えは
19歳とは思えないほどしっかりしていて。
「たぶん、金メダルをどこかで意識していて、
無意識に、意識しないようにしようとするあまり
意識している自分を、見失っていました」なんて
こんな冷静で客観的な19歳、いるかしら。
金メダルを取っても「とにかく悔しい」と
繰り返すゆづが、あまりに「ゆづ」らしくて
そこには、心底ほっとしました。

(昨日はNew York Timesの一面トップもゆづ)
正直、ゆづがソチでベストの演技をして
チャンを破って、金メダルを取ってしまうと、
その後目標を見失うのではと心配だったから。
「プルシェンコ選手のように、どんな時も
常にミスのない演技をする選手になりたい。」
この忘れ物は、4年後に取り返してくれると
信じる楽しみを残してくれたことがうれしくて。
プルシェンコは、まだジュニア時代のゆづに
「結弦が自分を倒したら、次は結弦の時代になる」と
感涙ものの言葉を言ってくれたそうだけど、
ゆづなら、それをきっと実現させてくれるはず。
これからは、その日を楽しみに応援するつもり。

(Credit: International Figure Skating)
メダルセレモニーでは、表彰台に上がる前、
表彰台にもきちんとお辞儀をして、あがっていた。
リンクでスケートを出来ることに感謝して、
観客がいてもいなくても、リンクに毎回、
お願いします、ありがとうございました、と
深々とお辞儀をするような、ゆづだから
幸運の女神も愛したのかもしれません。

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