16歳8か月の愛猫ミーチェ(愛称みいみ)を2020年秋に亡くしました。
でもタイトルはこのままにして、その後の日々を綴っていこうと思います。
2013/10/31
兵庫県立美術館で先頃やっていた、
橋本関雪の生誕130年記念展。
神戸生まれの日本画家の
地味でシブイ展覧会と思いきや、
予想外にステキで、うれしい驚き。
これなどは、老いた父親に代わって
男装して戦場で赴き、活躍した
中国の伝説上の美少女、木蘭。
東山魁夷や、堀文子が好きとは言え
日本画に造詣がある訳ではてんでなく、
ただ好きか嫌いかだけで鑑賞してるけれど
なんだか、とっても好きみたいで。
描きたい題材以外のものは描かず、
描きたいものは、筆を尽くして繊細に描き、
イラストのように輪郭をしっかり描くかと思えば、
白い背景におぼろに溶け込むように
白いきつねを描いたりする、幽玄美。
あまりに美しくて見入ってしまいました。
何がどう、とは言えないんだけど
「日本画いいかも」スイッチがオン。
これからは食わず嫌いしないで
日本画もどんどん見てみたいと思っています。

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2013/10/28
スケートカナダのFSの後半グループは
悪夢のようにミスの連鎖に取りつかれ
まさか、ゆづまで呑み込まれるとは。
心が自分の演技に向いてなかった印象。
SP、FSともに本人も言っていたけど
「やっちゃった」感、満載の演技。
やっちゃったことは仕方ないから
次回はぜひ、ベストの演技を期待しよう。
まだシーズンは始まったばかりだし、
もともとこんな程度の選手ではないし、
プログラム自体はすごく良いものだから。
今回素晴らしかったのは、鈴木明子ちゃん。
SPもFSも、多少のミスはあったけど
ひたむきで真っ直ぐなスケーティングは
気持ちがこもっていて、胸を打つ。
明子ちゃんは誰かに勝つためではなく
いつも自分の弱さに負けないように
懸命に滑っている感じがする。
ゆづはチャン選手に勝たなくていいから
フランス大会では自分に負けないように、
悔しさに押し流されないように、
自分の精一杯の演技を見せてほしいな。
次こそは、もっとのびやかに、大胆に
スケートを楽しんで見せてほしいな。

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2013/10/24
ジル・ボルト・テイラー博士の右脳体験の話は
本も出て、NHKスペシャルやTEDでも流れたから
結構知ってる方も多いのではないかしら。
わたしも初めてTEDのビデオを見た時は、
びっくりするやら、感動するやら、納得するやら。
脳梗塞によって左脳の機能を失い、
右脳だけになった時に彼女がした体験は、
多くの臨死体験者が語る天国と全く同じ。
自分と周囲の境界がなくなって、
幸福感に満ちた「ワンネス」の中に
自らも同化していくような、恍惚。
つまりは、他と自分を区別し、
エゴを生み出していたのは左脳のしわざ。
左脳さえ黙ってくれれば、人はいつでも
無我の境地を味わうことが出来るってこと。
天国は、私たちの右脳の中にあったんだ。
なあんだ、天国なんてないんじゃないか、
左脳が機能を失うと見える幻覚じゃないか、
と思うことももちろん出来るけれど、
なあんだ、天国は自分の中にあったんだ、
気づかないだけで、いつでもあったんだ、
そう思うことも出来るのではないかしら。
わたしにとっては、これは幸福な発見。
天国は探さなくても自分の中にあって、
いつだって幸福な無我の境地を経験してるのに
左脳が発するエゴイスティックなノイズのせいで
それに気づかないだけだったのかも。
悲しみも、苦しみも、焦燥も、ストレスも
左脳が作り出したノイズにすぎないのかも。
左脳のエゴの世界と、右脳の無我の世界、
どちらもが真実で、どちらも実在する世界。
普段はどっぷり左脳の世界で生きてるけど
きっと瞑想とかすれば、右脳の世界を
少しは経験できるのかもしれないな。
自分の中にある幸福な天国を実感できれば
人生の意味が大きく変わるかもしれないな。

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2013/10/21
スケートアメリカでの真央ちゃん優勝、
わたしも本当にうれしいし、ほっとして。
SPもFSも本当に素敵なプログラムで
高難度なのにエレガントで愛らしい。
花のように可憐な衣装も、すてき。
3アクセルではこけちゃったけれど
私は真央ちゃんのステップが大好き。
仮面舞踏会の美しい狂乱のステップも
昨シーズンの「白鳥の湖」の中の
グラン・パ・ド・ドゥのようなステップも
今回のSPのしなやかで繊細なステップも
見るたびに、心がゆさぶられるから。

びっくりだったのは町田樹選手の優勝。
正直なところ、ソチの3枠は高橋、小塚、
そしてゆづがゲットと予想してただけに、
そこに町田が入ってくるとなると想定外。
全く、おちおち仕事もしていられない。
でも確かに素晴らしい演技だったなあ。
こうなったら、ゆづにはなりふり構わず
何が何でもソチに行ってもらわなければ。
逆境なればなるほど強くなる彼なら
今週末必ずやってくれる、と信じて。
わたしも試合の時間になったら正座して
P Chanこけろ、と祈りたいのをこらえて
ゆづがベストの演技が出来るよう祈ろう。

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2013/10/20
書きたいことはいっぱいあるのに
バタバタして書けずじまいだったから
遅ればせながら書き記しておかなくちゃ。
先週末の三連休はお天気に恵まれ、
六甲山まで足を伸ばしました。
眼下に広がる神戸の街をバックに
ススキが銀色の穂をなびかせていて、
心がふうわりと広がる気分。
六甲山牧場では敷地内のいたるところを
ひつじがのんびり歩き回っていて楽しい。
ひつじはおっとり、のんびりしていて
なんとも平和でおだやかな生き物だなあ。
わたし、生のひつじに触ったの初めてかも。
芝生の上にすわって、ひつじが草を食べるのを
ただ見ているだけで、なんだか癒される。
動物がいる風景っていいなあ。
秋の陽射しの中でお弁当を食べて
遠くできらきら光る海をながめながら
ぼんやりするのは贅沢な時間でした。
敷地内には馬や、やぎや、うさぎなどもいるけど
それがこんなに楽しいとは思わなかった。
今度は一度動物園に行ってみようかな。
何もしなくても、ただ自然と触れ合うことで
こんなに心がいやされ、楽しくなれるなんて、
自然の中に身を置くって大切なことかも。
陽射しや木々、穏やかな動物たちから
いっぱいエネルギーをもらった素敵な週末でした。

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2013/10/12
甘いものに目がないわたしが
ここ1週間甘いものに目が行かない。
体調は万全、元気そのもので、
食欲の秋に突入したというのに。
原因は先週末のケーニヒスクローネ。
ちょっと歩き疲れたからお茶するつもりが
つい勢いで頼んでしまったケーキセット。
きまぐれプレート、紅茶つきで840円。
ランチ直後でお腹いっぱいだったから
どれだけ「別腹」を総動員しても、
これだけのケーキは、さすがに無理。
それでもかなり頑張ってしまったので
以来甘いものを見たくなくなってしまって。
モノには限度があると反省しながらも
結構ラッキーな荒療治になったかも。
おかげで苦労なく、スウィーツ離れ。
いつまで続くかが問題ですが。

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2013/10/8
台風接近のせいで今日も暑いなあ。
・・・なあんて言っている間に
フィギュアシーズン開幕してしまって。
そしてゆづ、ANA所属になったと思ったら
いつの間にやらフィンランディア杯で
今年も早々と優勝していて。
今シーズンのSPは去年と同じみたいで、
FPはクラシカルなロミオとジュリエット。
同じロミオでも2年前と全然違って
討ち入りしない、少し内向的なロミオ。
倍返ししない、繊細なロミオ。
振り付けに少し既視感がある気がするけど
ジョニー・ウィアーデザインの衣装も
音楽も、演技構成もすごくいい感じ。
相変わらず後半ガス欠になってるけど
2種類のクワドをいとも簡単に決めていて
少し大人になった18歳のロミオも楽しみ。
今期は織田君ら他の選手も調子良さそうな上、
GSは2戦ともパトリック・チャンと当たるから
気が抜けないどころか、心臓バクバク。
ソチへのカウントダウンは始まってるから
これからは、手に汗握る日々が続きそうです。

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2013/10/7
夏の暑さが戻ったこの週末、久しぶりに
神戸の旧居留地界隈をぶらぶら。
テラスのあるビストロ64でランチして、
ケーニヒスクローネでお茶して。
メインはシネ・リーブル神戸で上映中の
仏映画「
ルノワール 陽だまりの裸婦」。
色彩や光、映像がとにかく美しくて
それ自体がルノワールの絵画のよう。
「現実の世界には悲しい出来事が一杯ある。
だから私の絵は、美しく愛らしいもので
なければならない。」
ルノワールの絵画にあふれる明るい色彩は
重度のリューマチで絵筆が握れず、
手に縛り付けて描く中での病や老いの悲しみ、
第一次大1戦の戦地に息子を送り出す苦しみ、
それらの裏返しだったのかもしれないな。
とすると、この映画は穏やかで美しい、
1つの反戦映画だったのかもしれない。

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2013/10/3
甲子園口駅近くのカトマンズカレー、
「プジャ」のランチセット。
コクとうまみたっぷりのカレーに加え、
食べ放題の焼きたてナンがおいしすぎ。
満腹のあまり、お腹がムーミンになっても
ナン食べたさに、さらに食べてしまう。
そんな時は、暴走する食欲を止められず、
人は長生きが目的で生まれてきたんじゃない、
人生を楽しむために生まれてきたんだから
ここで、楽しまなくてどうするー!と
最後には必ず、思考までが暴走してしまう。
確かに長く生きればいいってものじゃないけど
でもやっぱり、程ほどってものがあるかも。
死ぬまでおいしいものを食べるためにも、
禁断の大台にどっかと根を下ろした体重を
せめてもう少し、減らす努力をしないと。

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