フランス語の文章中にこんなフレーズが。
"le ressentiment est
un autoempoisonnement psychologique"
恨みや怒りなどの感情は反芻する程
結果的に自らの心を責めさいなむから
それは自らが抱える心理的な毒だと。
なるほどねー、と妙に納得。
その直前にたまたまNHKの番組で
京都の縁切寺を訪れる人々を見たから
余計に納得するものがあったかも。
自分が「悪縁」と感じる相手の不幸を
遠方から願いに来る人もいたりして。
恨みや怒りに限らず、負の感情は
どれもみんな「心の毒」だなあ。
相手が憎い、とどれだけ思ったって
それで何かが解決するはずはなく
結局その感情でダメージを受けるのは
他でもない、自分自身では?
そんなことにエネルギー使うより
"Laissez tomber"(放っておきなよ)。
そんな心の毒はさっさと手放して
自分を解放した方が、うんとまし。
とはいいながら簡単には出来ないから
そんな自分自身と「縁を切る」ために
人は縁切寺に行くのかもしれないな。

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