16歳8か月の愛猫ミーチェ(愛称みいみ)を2020年秋に亡くしました。
でもタイトルはこのままにして、その後の日々を綴っていこうと思います。
2009/5/27
って、何かと思うでしょうけれど
実は何のことはない、Harry Potterのフランス語読み。
あれから少しずつ、フランス語版を読んでいます。
まず面白いのは、フランス語への訳し方。
読み方は違うだろうけど、Harry Potterは英語のそのままだし
育ての親のMr. Dudleyも、Monsieur DudleyではなくMr.のまま。
それなのに、なぜかホグワーツ魔法学校は
英語のHogwartsとはかすりもしない、Poudlard(プドラール)。
なぜロンドンのキングズ・クロス駅から電車で行く学校が
思いっきりフランスっぽい、プドラール?
わたしには、「ハリーはロンドンから電車に乗って、
天王寺魔法学校に行きました」というくらいの違和感が・・・
確かに英語のhogとフランス語のlardには
豚、という共通のイメージがあるにしても。
他の翻訳では、日本語版でもドイツ語版でもスペイン語版でも
Hogwartsはすべて、そのままだというのに。

(川辺に咲いていた、ひなげし、つまりポピー)
さすがというか、恐るべし、フランス。
世界共通語に近いコンピュータの関連用語でさえ
すべて自国語に訳し直す国だけのことはある。
隙あらば自国語にしないと気がすまないみたい。
ただでさえ、結末まで分かった上で読み返すと
途中や最終巻で重要な意味を持ってくるものが
すでに第1巻の至るところに散りばめられているのに気付いて
それだけでも、うなっちゃうくらい面白いのに、
その上、こんな翻訳上の驚きや面白いこともいっぱいあって、
アリー・ポテール、ますます楽しめそう。

3
2009/5/25
先日、人間ドックの受診結果が届いたのだけど、
なんだか拍子抜けするくらい、殆どすべてが標準。
唯一経過観察が必要とされたのが、低血圧と低BMI。
どこまで信じていいものか、謎だらけだけど。
だって体重も、家で計るのより2キロも少ない結果。
朝ごはん抜きだけでそんなに減ると思えないから
ペラペラの検査着を1kgとして差し引いたのじゃないかしら。
おまけに自宅で計るのより6%も低い体脂肪率の謎。
それに腱鞘炎なんかになっちゃって
筋肉なんてありそうにない、細い腕の筋肉量はなぜか標準で
逆に少し固くなってきたと、自信を持っていた立派な足は
体脂肪率が高く、筋肉量が少ないとの悲しい判定。
ま、これは、以前はもっと脂肪だらけだったということね。

(近所にあるお気に入りの、木漏れ日の散歩道)
ただ以前は、標準より低いと判定された骨密度が
同世代の女性の103%だったことだけは
間違いでないとうれしいな。
決して威張れるような結果ではないし、
首をかしげるような謎な結果もあったりするけれど、
謎でも何でも、ひとまず問題がなかったことを素直に喜び、
この数値を過信したり、それに振り回されることなく、
頑張ってくれている自分のからだに感謝しつつ
一日一日、大切に使わせてもらうことにしよう。

1
2009/5/24
この週末から休校や休園が解除となったところが多くて
街中、一斉に子供や中高校生があふれ始めたみたい。
わたしなどは自宅で一週間軟禁されても
食料さえ届けてもらえれば、全然平気だけど、
子供たちには、さぞつらい一週間だったことでしょう。
それにしても、なぜ神戸なのかしら。
考えても無駄なこととは思いつつも、繰り返し考えてしまう。
都市直下型の大地震が襲ったのも、
関東でも中部地方でもなく、神戸。
14歳の少年による連続児童殺傷事件が起きたのも神戸。
そして今また、新型インフルエンザ。
神戸には繰り返し繰り返し、試練が訪れる。
単に「不運な街」で片付けることも出来るけど、
ここまで繰り返し訪れるのは、もはや偶然ではなく、
ひょっとしたらそこに何かの意味があるのかも。
そう思ったほうが、神戸が救われるような
気がしてるだけかもしれないけれど。

震災は、それは大きな大きな試練だったけど、
そのおかげで、神戸だけでなく日本全体が
とても大切なことを、いっぱい学んだ。
ただ残酷なだけに思われる、連続児童殺傷事件でさえ、
それまで気付かずにいた多くの問題に気付かされ、
それに向き合うことの必要性を、学んだ。
わたしたちが抱える、でも気付かずにいる問題を
自らの身を犠牲にして示す、そんな役割。
美しい景色の一方で、神戸とはそういう街なのかも。
今回もきっと、神戸や関西のこの試練から
わたしたちは何か大切なことを、きっと学ぶのでは・・・と。
それは、祈りみたいなものかもしれないけれど。

4
2009/5/23
先週は、2人という最悪の事態は避けられたものの、
職場に3人という日もあって、
通常通りの業務をこなすのに、毎日くたくた。
疲れがたまったのか、上司もわたしも多少体調も崩し、
ブログもアップ出来なくてごめんなさい。
週末をこれほどありがたいと思ったことも
久しぶりだったかも。
それはでも、恵まれてるということなのかもしれない。
おかげで週末はのんびりの上にものんびり。
お天気に恵まれたこともあって、
体はまだだるいものの、気分転換に岡本に出かけ、
お気に入りのレストラン、カサブランカ・フランセーズで
今回は、殆どフルコースのランチで至福のひととき。
帰りには、近くにある小さなバラ園で休憩。
さまざまな色や形のバラが、今まさに満開で、
美しい彩りや香りが、疲れた体のすみずみに沁みこむよう。

インターンさんの大学がまだ休校ということもあって
来週も引き続き、全員お休みしてもらうため、
引き続き大変だけど、また頑張れそうな気分になれました。

1
2009/5/18
街中どこもここも、マスク姿が席巻。
学生インターンさんにお休みしてもらったため、
職場は、今日はスタッフ4人が総出。
わたしも、今のところなんとか元気みたい。
ただ明日からはスタッフの1人が
もともと休暇に入る予定の上、
もう1人のスタッフの高校生の息子さんが、
体調が悪いとの連絡があって、
明日以降の出勤が不透明。
最悪、2人になることも覚悟しつつ。

これ以上の拡大も十分想定されるため、
念のため食料も買いだめしておきました。
冷蔵庫、冷凍庫が、もういっぱい。
ただマスクだけは、どこにいっても売り切れ。
職場からの支給分と、自宅に残っている分で
なんとか乗り切らなくては。
日に日に、周囲に切迫感が増し、
身近にも迫っているのを感じながら、
職場も、今まさに踏ん張りどころ。

2
2009/5/17
遅かれ早かれとは思っていたものの、
新型インフルエンザが一気に蔓延してきた模様。
しかも、わたしの職場は感染地域のど真ん中。
周辺の学校などの公共施設が殆ど閉鎖されるのを受けて
わたしの職場でも、インターンさんたちは
明日からしばらく、全員お休みしてもらうことに。
仕事もしばらくは、大変になりそうです。
神戸でもわたしの住む西宮でも
店頭からは、マスクが消え、
街中にマスク姿が多くなりました。
なのに、わたしったら3日続けて
人混みの中で過ごしてしまって。

(雨に濡れるムルチコーレ)
今日はOL時代の女友達3人で
京都国立近代美術館の
「ラグジュエリー・ファッションの欲望」展へ。
欲望や権力が生み出す美もあれば、
自由への渇望が生み出す美もあって、
ファッションの歴史も奥が深くて、興味深いもの。
そしておいしいランチと、おしゃべりに時を忘れ、
女友達と過ごす時間も、やっぱりいいもの。
さあ、ラグジュエリーな時間のあとは、
少ない人数での大変な日々。
新型インフルエンザに負けないように、
マスクして、手洗いして、いざ出陣。

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2009/5/16
最高気温が20度にも満たない冷たい雨の中、
今日は父と母に会いに、実家へ。
実家の庭先には、父が植えたピラカンサが
雨に打たれながら、白い花をつけていました。

父は、今日はわたしの名をちゃんと呼んで、
珍しく、いろいろと話しかけてくれて。
一生懸命聞き取ろうと努力したんだけど、
わたしには、聞き取ってあげられなかった。
でも、あんなに話しかけてくれて、うれしかったよ。
父の入院生活も、早1年が過ぎました。
ずっとベッドの上で、ままならない状態で、
さぞ、つらいだろうな、苦しいだろうな。
それでも、そのつらさを感じさせないような
子供のような瞳をしていたことが、救い。
帰り道、小学校時代に仲良しだったHちゃんの
家のあったところを通ったけど、今は更地。
子供の頃よく遊んでくれたお姉さんの家も
今では、がらんとした駐車場。
肝試しをしたり、かくれんぼをしたり
よく遊んだ神社の森も、もう殆ど木がない状態。
時が過ぎ行く淋しさ、切なさを、
なぐさめてくれるような、静かな雨でした。

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2009/5/15
よく晴れたものの肌寒いくらいのお天気の今日、
仕事はお休みを頂いて、カルメン・プレレクチャー第2弾、
「演出が引き出すカルメンの魅力」に行ってきました。
例によって、800人の中ホールはほぼ満席。
今日は音楽評論家の堀内修さんによる、
さまざまな演出でのカルメンの舞台映像や、
今回の舞台の演出家、マルティノーティさんとの対談から成る
90分のとても楽しくて、分かりやすい講演。
カルメン像が、時代と共に変わってきたこととか、
どう描くかによって、この物語が
悪女に身をほろぼす男の悲劇とも、
何からも自由であろうとする女の悲劇ともなることとか、
舞台をより味わい深く鑑賞するヒントがいっぱい。
佐渡さんはどんなカルメンを見せてくれるのか、
来月の舞台が、もう待ちきれない気分。

(群れて咲く紫蘭の花)
講演のあとは、芸術文化センターのすぐそばにある
西宮ガーデンズでお買い物してきました。
シネコン、阪急デパート、イズミヤを始め
250以上もの店舗があるガーデンズは
関西最大の巨大ショッピングセンター。
自転車で10分足らずのところにあるので
もう何度となく行っているのに、
いまだに全部の店舗は見れずじまい。
大好きなアロマキャンドルや、手作りソープ、
かわいい雑貨のお店だけでも何店舗もあって、
お洋服や、靴や、自然食品や、マクロビカフェまで
わたしには、とにかく誘惑が多すぎ。
探していたジンジャーシロップも見つけちゃった。
本当は近くの大きなジュンク堂にも寄りたかったんだけど
歩き疲れてしまったから、今日は断念。
心はオペラ・カルメンへの期待をいっぱいに抱き、
両手は、誘惑に負けた品々をいっぱいに抱き、
歩きつかれてすっかり重くなったペダルをこぎながら
お財布だけは軽くなって帰ってきた一日でした。

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2009/5/13
先日発表されたOECDの統計によると、
OECD諸国の中で、一番平均睡眠時間が長いのは、
なんとフランス人で、平均8時間50分。
2位のアメリカも8時間半で、
下から2番目の日本人でさえ、平均7時間50分。
これには、ちょっとびっくり。
世の人たちは、そんなに眠っているものなの?
実際、職場のランチタイムでこれを話題にしたら
平均5時間がせいぜいという人から、
8時間以上寝るという人までいて、千差万別。
わたしは7時間を目標にしながらも
実際は、6時間半あたりかしら。
それでも毎日、あと1時間あればと思うくらいだから
8時間眠るのは、週末じゃないとちょっと無理。

(こでまり)
さらに、一日に食事に費やす平均時間も
これまたフランス人が一番長くて2時間15分。
でもこれは、日本も約2時間で3位だし、
自分の生活と照らしても、納得できる感じだけど
アメリカやカナダが、1時間〜1時間10分で、
フランスや日本の半分ということに、びっくり。
時間をかけて食べ、時間をかけて眠るフランス人、
時間をかけて食べるけれど、睡眠時間は削る日本人、
食事に時間はかけずに、睡眠時間は確保するアメリカ人。
こういうところにも、国民性が現れているみたい。
わたしはフランス人的生活に憧れはしながらも、
典型的な日本人型の生活をしている、というところ。
ちなみにみみにゃんは1日の3分の2くらいを寝て過ごし
食事は1日合計しても20分くらいな気がするので、
極端なアメリカ人的生活なのかしら?

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