みなさま。隔年で開催していますスタジオの勉強会にあたる「全員集合」ですが、おかげさまで無事に終了しました。
毎回、生徒に自分で作品を作らせることをテーマに少しずつ変更を入れながら開催しています。
今年はアンサンブルを取り入れて、自分が一緒に踊りたい人と踊りたいものを練習することが新しかったかな。みんな楽しそうでした。
クラシックでアンサンブルもあり、コンテでアンサンブルもあり、その子の興味あることが見てとれるので、私の生徒への理解も増したように思います。
自分から何かをしたり、自分から他人へ声をかけることが、、、苦手な時代に見えます。
その点はスタジオの生徒は鍛えられてます。
私も我慢することが得意です。
自分が我慢する方が主張するより楽です。
育ちがそうさせたのか、性格か、幼いころからあまり自己主張することはしませんでした。
あとから「こういえばよかったのか、、、」とか後悔ばかり。
だから言葉がないバレエが好きだったんだと思います。
音があって、踊ればフリー、、自由な感覚が好きだったんですよね。
でも後世で苦労しました。アメリカでは私が主張しないから大きな配役が1年もらえなかったと後から知りました。(笑)身に沁みました、、、必要だと。
私がいたところは芸術監督がABT出身なので、舞台のゲストにいつもABTからダンサーを呼んでいて、そのダンサーに言われました。ヨッシーはなんでジョンとカリーナ(芸術監督)に何も言わないの?踊りたくないの?と。
考えたこともなかった、自分が配役について何か言うなんて(笑)
今思い出しても、やはりアメリカに行って良かったと思います。バレエを教えるのに英語がわかるのと多人種の中で生きる感覚を知っているのは大事だと思います。
ですからクラスではまず返事しないとか質問に応えないとか、幼稚園児でもダメです。ずっとその子が声を発するのを目をみて待ちます。
何を言っていいかわからないなら、それを言おうと。黙ってて後からなんか思うくらいならその場で言えばいい。正しくなくていいと、伝える努力をしようと。
そう指導しています。
小さい子は数回で身に付きます。
返事をしてくれるようになります。
そうなると先生に質問できるようになるんです。
大事ですよね。
私も質問したかった。バレエに???がたくさんあったのに、、、でも質問していいと思わなかったし、何といえばいいか分かりませんでした。
子供たちの主張、作品を通して伝わりましたか?
私には感動



するくらい伝わってきました。
初めての子も一生懸命作ってくれました。
クラスでいつも練習していることを何とか織り交ぜて振りにして曲を選んで、、、凄いことです!!
やってみようとおもってくれたこと、逃げずにやるしかないと気持ちを持って行けたこと、大大大尊敬


です。
勇気有りますよね。
慣れてる子にはなんでもないことでも、初めての子には大きな高い壁です。
ありがたいです。頑張ってくれることに感謝してます。
きっと自分のためになる。大人になってきっとその能力、使います(笑)
さあ、秋はYAGPという勝負があります。プロになりたい子が集まるコンクールです。
毎回砕け散りますが、それでも留学がもらえたり、成長が見えると、ああ1年頑張ったなと思います。
今年は3名のチャレンジ。勇気あります。
ずっとチャレンジ続けています。
プロになりたいなら甘えを断ち切り、言い訳をやめ、今の自分を受け入れて、そこからどんなに小さくてもいいから、
踊り、
生活、できることを探して、
変える!!
本人以上に私は信じています。
バレエが好きでバレエしかないと思う人間に神様が振り向かないわけがない。
がんばれ!!いまをとにかくがんばれ!!!

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