2004/9/13

フラメンコとは、、、。  フラメンコ

『フラメンコ』と聞くと、浮かぶイメージは何ですか?バラをくわえて踊るカルメンや情熱的な踊りでしょうか。実は、『フラメンコ』とは、大変奥の深い音楽文化なのです。

フラメンコの発祥は、スペインの南、アンダルシア地方。ここは古くからさまざまな地域との交易が盛んな土地でした。このためアンダルシアの音楽は、地理的、歴史的な背景などにともなってインド、アラブ、ユダヤ、ギリシャ、カスティージャ(スペイン)等の音楽文化に影響を受け、アジア、アフリカ、ヨーロッパの融合文化として発達していました。

インド北部から発生してヨーロッパへ拡散していったジプシー民族が、初めてスペインの記録で確認されたのは15世紀のこと。このうちにアンダルシアへやってきた一部のジプシーの民が、自らの音楽とアンダルシア土着の音楽をミックスして作り上げたものが、今日のスタイルに一番近いフラメンコだと言われています。

 スペインではジプシーのことをヒターノgitano(女性形はヒターナgitana)と呼びます。彼らの生業は主に馬の売買人、鍛冶屋、占い師、細工物工等で、歌や踊りで金を稼ぐ者も少なからずいたようです。他の民族との混血を避けオリジナルな因習を守るヒターノは、社会から忌み嫌われる存在で、16世紀から18世紀の長きにわたって迫害の歴史が続きました。彼らの、社会から虐げられた嘆きや叫び、仕事、家族や恋人への愛などが歌(cante)に表現されたのです。

 こうして彼らの、歌と手拍子で始まったフラメンコは、今から200年ほど前に現在のような形がほぼ整ったと考えられています。また、かなりたってから伴奏楽器としてギターが用いられるようになり、日本でも有名なパコ・デ・ルシアのように、今ではギターソロのフラメンコも人気があります。歌や手拍子に合わせていた踊りも、最初は裸足だったものが靴を履いて踊られるようになり、今では、フラメンコの特徴とされる靴音zapateadoが舞踊テクニックの重要な要素となったのです。

 日本でのフラメンコブームは1980年頃から始まりました。(現在日本には300以上のフラメンコ舞踊教室があり、練習生は30,000人を越すと言われていることからも、このブームはもう暫く続きそうです。)人気の理由は、姿勢が良くなる、ダイエットに良い、などいろいろあるようです。しかし、ジプシー達のように、自分の心を歌、手拍子、ギター、踊りで表現する、というのが一番の人気の理由ではないでしょうか。

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