生暖かい
うすぐらーい部屋の中
左にまりちゃん、右にさっちゃんがいたのは知ってる。
ただ、もーちょっと眠れる もーちょっと眠りたい
現実に気づかないよーうに、引き戻されないよーに、静かに静かにゆっくりと。。
「みなさーん、12時40分でーす!!」
。。。あの後、どーなったんだっけ?あたしはなんでここで寝てるんだ??
一瞬の混乱の後、
浅利さんの鶴の一声でバチと起こされる。
「あー、彩さんおはようございます。みなさん具合の悪い方が多いので、今日は一度お医者さんにみんな診ていただこうかと思うんですよ。1時に下に集合してください。」
そうだ、昨日はあの後さっちゃんが帰ってきて、部屋があいて、さっちゃんに薬もらって飲んで寝たんだ。なんか、すっかり治ってるんじゃない?
やっぱり一番ビリに降りていくと、なにか機材運搬とかの段取り話。
寝ぼけたアタマでとりあえず突っ立ってると、ワルターから電話がかかってくる。寝起きの英語はヒドイ。
朝ご飯食べ損ねて紅茶とリンゴばっかり食べてると、お医者さま到着。ご飯食べに行こうって話になって、もうすっかり治った私は、医者はいりません!と断りに上に行った。
結果、最悪のうちの一人だった。もう一人は渡部くん。彼はずーーっと最悪だったのは知ってる。しかし、あたしも彼並みの症状だったのか。おしりに2本注射されて、外出禁止令出される。
が、しかし。
あたしはおなかがすいていたのだ。
なんとかすぐ戻ってくるからとか言いながら強行突破。
はぁ〜、
久しぶりのメールスの街。
よく行く中華はどこだったかなぁ?
おいしかったイタリアンどこだっけ?
全く思い出せないまま、適当に入る。
途中、あきちゃんやぐっちゃんやら合流。
いーい店だったよ。おいしかった。
しかし
やっぱり体調おかしかったのか、街歩いてたらどんどん眠くなってきて、みんなと離れ、ホテルへ帰還。そのまま沈没。
青健に起こされて、「ご飯食べるなら今しかないよ。」
またも半分寝たままホテルのレストランへ。
同じく外出禁止の渡部くんと、さっき街で会ったが実は注射されている磯部君と一緒に、このホテルで初めての夕食。
ここから後が結構スリリングだったんだ。
要するに、従業員さん達が全く英語が話せなかったので、オーダーしたものが全然イメージと違う物だったの。体調よければ何でもおいしく食べられただろうけど、あの日はさすがに、全部東洋にあげて新しく頼みなおしちゃった。サーモンのお刺身。すごい量なんだもん。
「あったかい食べ物」と、「冷たい食べ物」。
これくらいは覚えておかなきゃダメね、ドイツ語も。って、今更なにいってんだ何回来てんのかっ