


そうめんゆでたらかたくって、もう一回お湯沸かしてゆでなおした。
大下家が引越しのとき、台所の調理台は持っていったので、あきちゃんが新しく作ってくれた。
白いその調理台の上でいろいろ調理する。
今うちでは有線が聞けるんだけど、スタジオボイスのチャンネルが最近のお気に入り。今日も朝からガンガンにかけてる。
そうめん食べ終わってさっき調理台でお茶をいれたんだ、そのとき網戸を抜けてスーーっと風が顔をなでていって、
その時の全部の感じが
たまーにいろんなことが一気に繋がって目の前に開ける感覚があるけど、
あの流れてた音の、ギターのコード進行の感じと
目の前に開けるイチョウの緑の木漏れ日と
緑茶だっていうサラサラな感じと
入れてるお茶碗が大好きなボロ茶碗だっていうのと、
そのへんが一気にかみ合って、あたしをある一体感の中に一瞬で放してく
連れて行かれたその先で、あーこの瞬間を捕まえるにはどうしたらいいのか
言葉ではエッジが効きすぎて後で見返したとき言葉の印象に荒削りされてしまう可能性がでかいし
画であればある程度可能なのかも自分の絵に見慣れて途中見失うことがなければ
音であれば尚いいのかもしれないけどまだそこまで追求したことがないから道すじに確信がないし
どうしようどうしよう
気のボールでも作ってたんすの中にしまい込めればいいんだけどなーー